キャンプ場の作り方(42)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

今回は、わたしがどんな考え方でキャンプ場の運営をしているか、という事を書きたいと思います。

考え方、なんて言っても、ほんと、無我夢中というか、暗中模索というか、まぁがむしゃらに突っ走ってきたわけなんですが。
でも基本となる考え方、と言えばわたしが「ケチ」ということでしょうか。

わたしの言う「ケチ」は「ケチ考」でも触れましたが、「守銭奴」とは違います。
ケチと守銭奴、それは似て非なるもの。
お金さえ儲かればいいというのは守銭奴。
ケチは自分が無駄をしないのはもちろんのこと、人にも無駄をさせたくない。

だからいつも「もし自分がお客様だったらどう思うか。」という視点に立って物事を決めています。

わたしはどこかに行ったり何かしたりする時に、コストパフォーマンスが悪かったり、納得がいかない料金設定だったりすると、腹が立つ。
「ここの経営者は何考えとんじゃ。」と、口に出して言わないまでも心の中で毒づきます。

例えばわたしはキャンプ場に行った時、鉄板を借りるのに500円、鍋を借りるのに200円かかる、なんていうのが嫌い。
「それじゃできるだけ使わないで済ましちゃうもんね。」なんて考えてしまうタイプです。
そこで備品類は、全て無料貸し出しで出し入れ自由、という形にしました。

それからわたしが嫌いなのは「ハイシーズン料金」。
連休や8月は高いとか言われると、仕方ないと分かっててもなんかすごい損した気分になる。
だからそういうの、止めました。

そしてキャンプに行って面倒なのは食事の支度。
夜のバーベキューは楽しいけど、朝片づける上に朝食の支度、終わるとすぐ昼食の準備、と息つく暇もない。
なので朝食付きにしてゆったりとした時間を楽しんで頂けるようにしました。
同じ宿泊しても、朝食が付いている付いていないでは時間の使い方が全く違うし、第一お得感が違う、と思うのです。

マキオカの料金設定を見た方は、初めキャンプ場としてはちょっとお高い、と思うらしい。
でもプライベートが守られる環境や時間がゆったり流れていく贅沢さを経験して頂くと納得して頂けるようです。

何と言ってもうちは2組のみのお客様しか来て頂けないタイプの、極めて変わったスタイルのキャンプ場です。
もともと利益は出にくいという事は承知の上。
とは言っても維持していく事を考えると赤字が出てしまうようだと困る。

だからそのバランスがとても大事だと思っています。

わたしは思うのですが、キャンプ場に来て頂いているご家族は、人生の中で最も幸せな時を過ごされている方が多いのではないか、と思うのです。

それはわたしがこの歳まで生きてきたせいかも知れません。
もしくは主人を亡くす、という経験をしたからそう感じるのかも。

長い人生、いろいろなことがある。

いい時もあれば、泥濘に体が埋まって何とも抜け出せない時も。
もう中島みゆきの歌を口ずさんではため息をつくばっかり、なんて時だって、ある。

もし家族が病気だったり、不幸があったら、キャンプに来ようとはなかなか思えないのではないか。
体に不調があったり悩みがあったりしたら足が向かないのではないか、と思うのです。

そう考えるとわたし達の仕事はとてもやりがいがある、と思えるのです。

お客様の多くは家族連れだったり仲間と一緒に楽しい時間を過ごしに来てくださいます。
特にお子さんが小さかったり、大きかったとしても「親と一緒になんか、冗談じゃないぜ。」なんて憎たらしいことを言わない素直で親孝行の子どもさんが多いと思われる。

その人生の中でもとても輝いている時間の片隅にご一緒させて頂けるのはとても光栄なことだし、有難いことだと思っています。

マキオカには来て下さった方たちの笑い声や幸せな気持ちが降り積もっている、と感じることがあります。

そういう時、わたしはこの仕事に携われて本当に幸せだ、と心の底から感じるのでした。

つづく



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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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