キャンプ場の作り方(40)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

以前にも書きましたが、とにかく水には苦労させられました。

水を引くときも大変でしたが管理はもっと大変。

オープンの際、保健所で水質検査をしてもらい、飲用として合格していましたが、やはり万全を期して飲み水は熊男の家からその都度ポリタンクに入れ運んできていました。

問題は生活用水です。
とにかく雨が降ると気をもみました。濁りが出たり、止まってしまったりするからです。
でも降らなければ降らないで沢の様相が変わってしまって水の流れが変わってしまいやはり止まってしまうことも。

台風が来たときは、鎌倉にいても気もそぞろ。
「あー・・今度行ったとき水、止まってんだろうなぁ。クロパイ、流されてぐちゃぐちゃになってるかも。うぅ・・行きたくない。」なんて出社拒否症のオヤジのように暗い顔になってしまうのでした。

お客様がいらっしゃっている時で、それも夜に水が止まってしまうとさらに悲惨。
「もし水が足らなくなってしまったら、どうしよう。」

取水をしているところは、沢沿いにけもの道を通って20分ほどのところ。
水が止まる度に草藪をかきわけ行かなければなりませんが、ヘビやイノシシに遭遇する危険もある。
そしてやっとのことでたどり着いても、止まってしまった水はなかなか通ってくれません。
仕方なく山の中でおばさんが一人クロパイを振り回す。揺らす。祈る。
さらに取水口に砂が入り込まないように工夫するのですが、これがなかなか難しい。

それでも甥が手伝ってくれていたので本当に助かりました。
たぶん甥の協力がなければここまでやって来れなかったと思います。
でもその甥が結婚し、子どもが生まれ、仕事も忙しくなってくるとなかなか都合が合わないことも出てきます。

ここはひとつ何とかしないわけにはいかない。
集落の他の人に頼んだり、集落で使っている簡易水道の水をなんとか引けないか業者に見積もりを出してもらったり、沢に枡を使った取水の施設を作れないか調べたり、試行錯誤が続きました。

そんなある日、沢向こうに別荘を作った方が井戸を掘ったという話を聞きました。
初めのうちはただ単に「いいなぁ、井戸。その水、うちに分けてくれないかな・・。」なんてことを考えていました。
しかしいよいよトラブルが続いてくると「なんとかしてうちも井戸が引けないものか。」と思うようになりました。

わたしの性格は凄いせっかち。
トイレに行く時も、ドアを開けるか開けないかですでにパンツ(下着のパンツではない)のチャックに手がかかっている。(あ、これは年にせいでトイレが近いのか)
それはともかく。
思い立ったら吉日とばかり、すぐ業者に来てもらい見積もりをして頂きました。

わたしはその時初めて知ったんですが、井戸っていくらお金を積んでも水が出るか出ないかは掘ってみないとわからないらしい。
だから見積もりもあってないようなもの。
1メートルいくら、という感じ。
当然深く掘れば掘るだけお高くなる。

金銭的余裕のあるうちならそれもいいでしょう。
でも我が家はもはや「雀の涙」も枯れかけている。

いいのか?そんな大博打打っちゃっても。
お金かけても、水が出なかったら全部パーなんだよ?

・・・いい!やる!やっちゃるっ!

大丈夫。神様はきっとお見捨てにはならない、はず。

もう、水で悩むの、やだもんね。
出社拒否症のオヤジみたいになるの、絶対ヤダ。
だからここは運を天に任せて、やってみるっ。

こうしてわたしは人生最大級(?)の賭けに出たのでした。

つづく


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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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