おばさん考

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。


いつも自分のことをおばさんって書いてるわたし。
若い子は、それって自分の事を卑下しているの?と思うかもしれません。

でもそれは、ちがーうっ。

わたしは若いってことはそんなにいいことだとは思っていません。
もし神様が十代に戻してくれるっておっしゃったら、即座に断ります。(いや、ちょっとは考えるか)

あのね、若ければ美しいなんて、幻想です。

周りの中学生や、高校生を見てごらんなさい。
そんなにきれいな子、たくさんいますか?
きれいな中年のおばさんと確率的には大して変わらないように思うでしょ?
ばばっちい高校生より、清楚なおば様の方がずっとすてき、ということも、ある。

それはともかく。

わたしは、日本がこんな情けない状態になったのは、正しいおばさんがいなくなったからだ、と思っています。
わたしが若いころは、正しいおばさんがいっぱいいた。

おせっかいで、人の事も放っておけなくて、世話好きで、世知に富んでいる。噂話が好きで、残りものでそこそこ美味しい料理を作って、人にも食べさせてあげたがる。ケチでもったいながり屋で、人情もろくて押しつけがましい。

そんな愛すべきおばさん達。

わたしも若いころ、自分がおばさんになるなんて頭では分かっていたけれど、感覚ではまったくわかっていなかった。

そしておばさんの悪口を言っていたものです。

「あのおばさん、もう嫌になっちゃう。もうお腹いっぱいなのに、食べろ、食べろってさぁ。」
今ならわかる。
有難いことです。人は「食べれません。」と言う事はたやすいですが、「もう一つ、食べたいです。」とは言えないもの。遠慮させないテクニックだったんですね。

「もぉ、あのおばさん、道の真ん中で、子供を叱りとばしてるんだよ。恥ずかしいったらありゃしない。」
今ならわかる。
若いお母さんに育てられたしつけの行き届かない子供たちを、社会という枠組みの中でしつけていてくれたんですね。

「おばさん達、またあそこで噂話してるよ。暇だねぇ。」
今ならわかる。
おばさん達は、社会の目として世間を見張ってくれていた。もし虐待や、家庭内暴力なんかがあったら、噂という抑止力を行使してくれていた。

そして世話好きなおばさんは、仲人話にも積極的にかかわってくれた。プライドばかり高く、がっついてると思われたくないあまり自分からは動けないモテない一人身の男の人に、いやいや見合いしてやるぞ、というポーズをとらせてあげ、丁度家柄も器量もお似合いの働き者の女の子を見繕ってきてくれた。

今の日本の少子化は、正しいおばさんを全否定してしまい、スマートで、おしゃれで、人の事には口を出さない気取ったおばさんがかっこいい、と勘違いさせてしまったことにも原因がある、とわたしは思う。

でも、おばさんの魂は不滅です。気取っているおばさんも、ちょっと話してみると昔のおばさん達のおせっかいだったり、世話好きだったり、という気質はそのまま。

単にかっこつけてるだけなんですね。

だから社会が昔のおばさんに対する評価を変えるとあっという間に、おばさん達はその本性を現し始めると思うのです。

もちろんわたしもその一人。

いや、昔のおばさんの、ですけど。


つづく
スポンサーサイト

comment

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

マキおかん

Author:マキおかん
気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR