夏のコワい話

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

一昨日、マキオカから無事帰宅しました。
いやー、今年の夏は雨が多くてまいった、まいった。
わたしのような季節労働者やイベントを催す方、農家の方々にとっては、ツライ夏でありました。

マキオカネイチャークラブは、雨天でもキャンプを楽しんで頂けるよう予備のタープやテント、ゲーム類をご用意しているのですが、お客様の「星空を見たかった」とか「青空の下でブランコに乗りたかったな」という心の声が伝わってきて、残念な氣持ちでいっぱいになる。

「雨には雨のキャンプのよさがある」と思おうとしても(確かに雲海のようなロケーションが楽しめる)、しょせん負け惜しみの感が免れない氣がする・・・。
「マキオカネイチャークラブに行ったのに雨でガッカリだった」という感想をお持ちの方、是非ともリベンジをしに来てくださいね。
お待ちしています!

それはともかく。

久し振りに鎌倉に帰ると、まず掃除をする。
ふんどし息子も彼なりに頑張ってはいるが、流しの中や洗面所はドロドロだし、棚は埃で白くなっている。
シーツを洗濯しアイロンをかけ、やっと一息。
お菓子と飲み物を用意し、テレビの前に寝転がり、(我が家にはアンテナがないのでアマゾンプライムやAbemaTVを)ぼんやりと観る。

あー、シアワセ。

夏といえば「恐怖映像」や「怪談話」。
今年の夏は忙しくて、全く観ていない。
暇に任せて、ネットで探して観てみる。

こういうのって、ほとんどが作り物だという。
本物ばかりを流しちゃうとよくないんだそう。

「くっだらなーい。これ、完全に作ってるよね。怖がらせようっていう意識が透けて見えるんじゃっ!大体なんで何もない日常を、ビデオで撮影してるワケ?」などと、お菓子を食べながら訳知り顔で独り言を言う。

昔はけっこう真に受けてキャーキャー言ってた癖に。
女子と小人は養い難し、ですな。

とはいえ、中にはヤバイ本物も混ざっている時があるらしい。

我が家にも恐怖体験(?)がある。
あれは30年ほど前のこと。

鎌倉の夫の実家に行き、夜10時くらいに当時住んでいた横浜に帰るために車に乗った。
まだ1歳だった長女が寝てしまったので、後ろに寝かせ、わたしは助手席に乗ってドアを閉めた。

主人が細い裏道を運転しながら、あるお屋敷の前で呟いた。
「そういえば、この家は知り合いの子どもの家なんだ。僕が学生時代に子ども達をキャンプに連れて行くバイトしていた時に知り合ったんだけどね。とても懐いてくれて家に遊びに来たこともある。交通事故で死んじゃったけどね」
言葉が終わるか終わらないうちに、突然、車のルームライトが点いた。

何事かと夫を見ると、心なしか青ざめ、運転席側のドアを押さえながら運転している。
「どうしたの?」と声をかけると「今、急にドアが開いた」と答えた。

なんで?
わたしは確かにしっかりとドアを閉める音を聞いた。
半ドアではなかったと思う。
よしんば半ドアだったとしてもあのタイミングで、なぜ?

車を停め、顔を見合わせる。
緊張をほぐそうと「今、ここにその子がいたりして。後ろの座席が濡れてたりなんかして」と、引きつった笑顔で後部座席の下に手を伸ばすと。

うそ。
濡れてる?!

何か湿った感触がし、思わず手を引っ込めるわたし。
暗闇の中、夫としばし無言で後ろを見つめる。

「と、取りあえず帰ろう!!」
「そ、そだね。」
何かを振り切るように帰宅したわたし達。

・・・ま、あの湿ったモノは娘の濡れたオムツだったんですが。

それはそうと。

先日、娘からわたしの書いたブログの話を読み「ゾッとした」と言われた。
酒の失敗(2)

知人にその話をすると「ご家族ならゾッとするでしょうね」としみじみと言われました。
とほほ。

そうね。
子どもの頃は鬼才楳図かずおの「へび女」を読み、トイレに行けなかった。
美内すずえの「白い影法師」は、読んでいた本を放り出すくらいコワかった。

それから幾年月。
少女はおばさんになり、世界も変わった。

今では幽霊が頑張ってウロウロしていたとしても、老眼で氣が付かないんじゃなかろうか。
「霊の存在がコワいと言っても、誰しも逝く道だから天に唾を吐くようなもの。自分に返ってくるだけ」ということも分かってきた。

しかも、あんまり怖がると、わたしのような面白がりの霊は「もっと楽しませたいっ」と、発奮する可能性もある。

そして、霊に取り憑かれたとしても、すぐどうこうなるわけではなさそう。
同じ「直ちに影響はない」ものでも、放射能や食品添加物や農薬の方が物理的に影響を受ける分、よっぽどコワい。

年を取ると、若い時と違ったコワいものができる。

今のわたしは「ダブルブッキング」とか「トレーラー水浸し」とか「お客様がいる時の雷」「井戸のポンプの故障」の方が、よっぽどコワい。
さらに言えば、自分や身近な家族や友人の病や死の方が。

が、今はコワいと思っている諸々の出来事も、人生が過ぎてしまえばなんということもなくなるのは自明の理。

最期を迎える時、漫画を読んでトイレに行けないほど怖がっていた自分も、素敵な殿方の前で酔っぱらってパンツ姿になって寝てしまった話を聞きゾッとした自分も、親しい人たちとの別れに怯えた自分も、懐かしくいとおしく感じるようになるのであろうなあ、と思うわたしなのでした。

つづく
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Author:マキおかん
気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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