米寿の母と「第二回冥途の土産旅行」に行ってきた(5)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

今井権現の参拝をしたりユタ神様からのお言葉を戴いたりと、奄美のスピリチュアルを存分に味わったわたし達。
そのままホテルに帰り、直会をすることにした。

奄美では人寄せの際「盛り皿」を注文し、飲んだり食べたりするんだそう。
龍郷町の商店で大きな盛り皿を2つ注文し、ホテルに持って帰った。

皆でにぎにぎしくオリオンビールで乾杯する。
あー、美味しい。

早速、盛り皿を堪能する。

すると鶴先生とOさんがお祝いの熨斗のかかった箱を取り出し、母にプレゼントしてくださった。
うれしそうに箱を開ける母。

中から芭蕉の繊維で作られた美しい手作りのお飾りが現れた。

                        IMG_2380_convert_20170228145717.jpg


植物から繊維を採り出すというのは、とても手間のかかる作業だという。
芭蕉を切り出し、大鍋に湯を沸かし上下を返しながらぐつぐつと1時間炊き、それを水洗いした後、竹で作った道具を使いながら繊維を採り出し、糸状にして乾かす。
そうしてやっとできた糸を撚り、手間暇かけて作られたお飾り。

心のこもった贈り物に、母もわたしもふんどし息子も歓声を上げる。
なんてありがたいんだ。

「それにしても」と、思う。
この不思議なご縁は、いったいなんだろう。

何となく誘われるままに参加した皇居の勤労奉仕で出会った鶴先生ご夫妻。
そこで天皇、皇后両陛下の御前で「アワの歌」を歌うという稀有な経験をさせていただいた。
そして鶴先生ご夫妻のお住まいが奄美と知り、「是非行かせてください。」と図々しく来させていただいたのが、この直会につながっている。

古代から作られていたであろうこの芭蕉の糸のように、いろいろな縁が撚り合わさって、今、わたし達はここにいる。

それはともかく。

しばらく皆で飲んでいたが、鶴先生はお疲れのご様子だったので、2階のお部屋でお休み頂いた。
次に、ふんどし息子が「もうダメだ。横になる。」と言って、ベッドに倒れこんだ。
母はと見ると、Oさん相手に元氣いっぱいに、ブランデーを飲みながらずっとしゃべっている。

ずーーっとしゃべっている。
ずーーーっとしゃべっている。

ああ、Oさん、申し訳ない。
母はこうなると誰にも止められないんです。
下手にブロックしようとするとケガをしてしまうから、もうやりたいようにさせるしかないの。

Oさん相手に、亡くなった父や親戚のワルグチとか、自分のお弟子さんの思い出話とかをしまくる母。
その話の8割は、去年もお話しした内容なんだけど。
そしてついさっきも話したんだけど。

お酒の強そうなOさんだが、長時間にわたる何度も聞いた年寄りの話は、さすがにボディブローのように効いてきている様子。
そしてOさんの疲れた表情を窺いながら酒量が増えるわたし。

それでも母のお話攻撃は止まらない。
いらない情報を繰り返し長時間聞かされるのは酔いを増加させる。

あまりの惨状に、何とか穏便にブロックしようとしたわたしは「あんた、さっきから同じ話をしてるよ。」と、返り討ちにあい、あえなく失敗に終わる。
ああ、ホント、ごめんね、Oさん・・。

が、言うまい。
年寄り笑うな、いつか行く道。

酒好きのわたしは、酔っぱらうと繰り返し同じ話をしてしまう。
そして数々の醜態もさらしてきた。
今更、人様に何を言えるであろうか。

自分の行く末を立体画像で見せられているようで、その夜はいつになく悪酔いをしてしまったわたしなのでした。

つづく




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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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