米寿の母と「第二回冥途の土産旅行」に行ってきた(1)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

一昨日、母の念願だった奄美大島にある今井権現へのお礼参りの旅から帰宅しました。

そもそも一昨年4月、母は京都の旅行中、ホテルで転倒し頭蓋骨骨折して救急搬送され、脳挫傷と診断された。
本当にすんでのところでボケ老人になるところだった母が、去年1月、わたしがふんどし息子と行った奄美旅行を大層羨ましがり、「わたしも行きたいっ!」と言い出したのだった。

「行きたい」と言われても、杖を突いてもふらつき、まだ記憶障害の後遺症も見られる母を、奄美大島などという遠い場所へ、わたし一人で連れて行くのはいかがなものか。
でも本人がそれほど行きたいと言うのであればなんとしても連れて行ってあげたい。

もしあの世からお迎えが来たとしても、冥途の土産として最高なんじゃなかろうか、と考えたわたし。
元氣なうちにと電光石火のごとくスケジュールを組み「第一回冥途の土産旅行」と銘打ち、去年3月に無事行ってきたのだった。
(初めはただの「冥途の土産旅行」と名付けたのだが「むう、これではちょっと不吉な感じ。とりあえず第一回としておけば第二回もあるやもしれぬ」と思い「第一回冥途の土産旅行」に変更したのだった)

いや、まさかホントに「第二回」ができるとは思いませんでした。マジで。
名前って、大事。

その旅行以来、母は周囲の人間が舌を巻くほどメキメキ頭がクリアになっていった。
奇縁によりお参りした今井権現の鳥居を出た途端、母が「うん、大丈夫って言われた。」と叫んだ言葉通りに。

それはともかく。

今年に入ってから、わたしが実家に行くたびに「奄美の安いツアーがあるよ」と言っては、新聞の切り抜きをわたしに寄こす母。
「ふーん。」と言って目を通し切り抜きを置いていこうとすると「預けておくから持って行きなさい。」とバッグに入れさせる。
そんなことが2度3度重なり「もしやこれは母の『奄美に行きたい』という無言の圧力なのでは?」と思うようになった。

娘や息子にその話をすると「ばーばは数えで88歳。米寿のお祝いに連れて行ってあげたら?」と言う。
が、万年金欠病の我が家に母を奄美旅行に連れていくお金など、あるわけがない。

むう、どうしたものか。

その時ひらめいた。
年の離れた父の後妻に入った母は、義理の関係である子ども達や孫達ともほぼ良好な関係を保ち、孫が14人、子どもが6人いる。
身内皆のカンパを戴けば、なんとかなるんじゃなかろうか。

思い立ったが吉日。
「『白幡のおばあちゃんに米寿のお祝いに冥途の土産旅行をプレゼントしよう』実行委員会」として皆に手紙を送ったのだった。

孫一人5000円、子ども一人10000円。
さすが我が一族。
皆、本当に気持ちよく出資してくれた(ホントか?)

母に旅行の話を伝えると「ご縁があれば行けると思ってたけど、行けるのね。」と嬉しそう。
今年に入って一か月も風邪で寝たり起きたりを繰り返していたのに、現金にもあっという間にすっかり治ってしまったのでした。

つづく
                        


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