四次元パーラー「あんでるせん」に行ってきた(4)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

呼子のイカを堪能し、満ち足りた氣持ちで長崎市内のホテルに向かうわたし達。
宿泊予定のホテルニュータンダは意外にも市内のど真ん中にあり、オランダ坂のすぐ横に建っていた。

わたし達の部屋は601号室。
部屋に入ったふんどし息子は、万が一に備え、ホワイトセージに火をつけ、除霊のために(?)部屋中をウロウロする。

ん?
窓の外に大きな建物があり、あちらの窓からこちらを見ている白い女性の姿が。
もしや病院?
ふんどし息子と顔を見合わせ、無言でカーテンを閉める。

だ、大丈夫だもんねっ!
なんといっても明日は「あんでるせん」。
マスターは来る人の名前も分かってしまうというくらいだから、なにかあっても追い払ってくれるに違いない。(なワケないか)

明日は11時には川棚駅前にある「あんでるせん」に行かなければならない。
調べてみると川棚駅は高速を使ってもホテルから1時間以上かかるようだ。

翌日は雨。
朝のニュースで電柱が傾いている映像が流れ、台風が近づいているため暴風と大雨で九州各地で被害が出ていると言っている。

朝食後、ホテルから10分程歩いて「出島」に向かう。
ここは以前から来てみたかったの。

8時過ぎに鎖国時代の貿易の窓口であった出島を復元した建物に着いた。
町人風の服装の男性が二人ほどウロウロしていたので(失礼)、一緒に写真を撮らせてもらう。

                             IMG_1796_convert_20161013223005.jpg


オランダ商館長の事務所や住居や輸入されてきた「砂糖」が保管されていた蔵などがあり、入った瞬間にタイムスリップしたような氣持ちになる。

おお、平賀源内が作ったという静電気の発生装置、「エレキテル」の複製品があるじゃないですかぁ!
ハンドルを回すと電気が発生するので楽しくなり、氣が付くと人目もはばからずふんどし息子と一緒にグルグル猛烈な勢いで回していた。


あー、面白い。

はっ、いかんいかん。
熱中してエレキテルで遊んでいる場合じゃなかった。
もう「あんでるせん」に行く時間だ!

高速に乗り川棚駅に向かうが、ワイパーを最大に動かしても前が見えない程の豪雨になってしまった。
途中、前と隣の大型車の水しぶきで数秒まったく前が見えなくなる状況に。

ひょえー、コワいよう!!
低速にしてハンドルにしがみ付く。
隣に座るふんどし息子も固まり、車内に緊張が走る。

神様、仏様、あんでるせん様。
これは何かのお試しなのでしょうか?
せっかくここまで来たんだから無事着けますように!

祈りが通じたのか、なんとか川棚駅に到着。
おお、ここがあの「あんでるせん」か!
お店の電光掲示板には「念動」だの「透視」だの、普通町中ではなかなか見かけない文字が映し出されている。

                IMG_1808_convert_20161013223101.jpg

11時に店内に入ると、予約の申し込み順におばさんが席に誘導してくれ、お客さんひとり一人に番号を言い渡していく。
ふんどし息子は11番、わたしは12番だ。

その後、再びおばさんが注文を取りに来たが、ネット情報によると、ここのお料理はあまり美味しくないらしい。(わたしが言ってるんじゃないですよ!)
熟慮した結果、ハンバーグ定食とミートスパゲティを注文する。

お料理が来るまで1時間以上かかるらしいので、その間ふんどし息子に施術してもらう。

                           IMG_1810_convert_20161013223150.jpg

が、なぜかいつもと痛み方が違う。
刺激が半分くらいにしか感じられない。

何故だ?
氣とか磁場とかの関係か?と訝しむわたし。

しばらくすると、どうしたことか突然ふんどし息子が昨日諦めた「御湯神指し(おんゆかみさし)に電話してみる。」と言い出した。

「HPに木曜日は定休って書いてあるじゃん。電話してもしょうがないでしょ。」と、わたし。
「でも万が一ってこともあるし。」

いや、ないよ。
だって定休日なんだよ?

向かいでふんどし息子が電話をしている。
ふん、無駄なことを。

「はい、はい、え?1時に行けばいいんですか?」
え?行けるの?
ホントに?

どうやら定休日にもかかわらず、何故か受け付けてくれたらしい。
これもまさかの「あんでるせんパワー」なのか?
そうなのか?

やっとミートスパゲティが来た。
うん、普通にママ―スパゲティの缶詰の味。
その後来たハンバーグ定食は・・うん、普通にマルシンハンバーグの味だね。
隣の入れ墨のカップルはレトルトのようなカレーを不味そうにつついている。

いいの。
みんなここにご飯が目的で来ているワケじゃないんだもんね。
ここはショーを見るのに料金を取らないんだし、文句を言ったら罰が当たるよ。

料理や飲み物を頼んだ分の会計を済ませ、やっと2時半頃、黒縁メガネの根津甚八といった風情のマスターがカウンターの向こうに現れた。

おー、この方が数々の不思議伝説を作った人なのね。
観客30人の期待が膨らみ、店内中が熱氣に包まれているのが分かる。

やっと始まったマジックショー。
カウンターに座ることができた5人以外は立ち見だが、前後に体をゆすりながらのマスターの軽妙なトークと、数々のマジックに引き込まれ、まったくつらくない。

指輪を手の平の上で角度を付けながら少しずつ立たせたる。
お札を指の上に立たせ、空中で意のままに操る。
誰もさわってないのにボルトが外れたり閉まったりする。
スプーンやフォーク、瓶がぐにゃぐにゃになる。

まあ、この辺までは不思議といえば不思議だけど、テレビでやっているMr.マリックやメンタリストDaiGoのマジックの進化系と言えなくもない。
だけど初対面の人の名前(漢字まで当てる)、生年月日、付き合っている人の名前までもお見通しってのはどういうことか。

で、わたしが興味を持ったのは、どうやらマスターにはお客様の将来のパートナーまでも見えているらしいこと。
何人かのお嬢さんが「あなた、結婚しますよ。」と言われていた。

我がふんどし息子はどうなんだ。
き、聞きたい・・。
なにしろわたしの老後がかかっておる。

マスターとやりとりできるのは、カウンターに座っているお客様が引き当てた番号の人のみ。
「息子に当たれ!」と心で叫んでいたところ、11番を引いてくれた。

念ずれば通ず。
はるばる来た甲斐がありました。
神様、ありがとうございます!

似顔絵を描くというマスターは、ショーの最中にやり取りするお客様に「〇〇に似ていますね」といじる。
それが本人にとっては「え?たまーに言われるけど、やっぱりそう?」とまんざらでもない人選だが、周りの人にとっては「まあ似てなくもないけど、いくらなんでもそれは褒めすぎでしょ?」という感想を持つような絶妙なチョイス。

ふんどし息子は「松潤に似てますね。」と言われていた。
・・ヤツはどちらかというと小島よしおだと思うんだが。
両方とも濃い顔だが、似ても似つかない。
でも人間、「小島よしお似」と言われるより「松潤似」と言われた方が嬉しいに決まっている。

ふーむ、人心を掴むに長けたお人と見た。
ちょっと、いや、かなり嬉しそうなふんどし息子。

さらに重ねてマスターが言った。
「あなた、結婚できますよ。」
ふんどし息子が「やったーっ!!」と叫んだ直後、ヤツのあまりの手放しの喜びっぷりに、マスターはにやっと笑い「たぶんね。」と付け加えることを忘れなかった。

その後マスターはふんどし息子を使いマジックをするのだが、わたしもマスターの能力の秘密の片鱗を垣間見ることになるのだった。


つづく
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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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