四次元パーラー「あんでるせん」に行ってきた(3)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

大人としての尊厳を失ってしまいそうな危機を乗り越えて、長崎空港に降り立ったわたし。
今日は観光を楽しむつもり。

すぐにレンタカーを借りて、佐賀方面に車を走らせる。
今回の旅行プランには3日間のレンタカーが付いている。
しかもガソリン満タン返しはいらないとのこと。

うっしっしっ。
そうであるならば、乗りまくっちゃるもんねっ!
(あー、我ながら浅ましい・・)

ふんどし息子にスマホでのナビを頼む。
車のナビとの合わせ技で、見知らぬ街を走り抜ける。
いや、見知らぬ街ではナビってホント、ありがたいわぁ。

それにしても何でナビってやたら高速を走らせたがるんだろう・・。
もちろんそんなナビの指示はは無視して一般道で向かう。

わたしが候補に挙げたのは、樹齢3000年の大楠がある武雄神社と、日本初の本格的石室サウナ來磊(らいらい)があるという御湯神指し(おんゆかみさし)。
日本酒好きのふんどし息子は、白壁土蔵造りの町家や蔵がが立ち並ぶ『酒蔵通り』で酒蔵巡りができるという肥前浜宿(ひぜんはましゅく)、伏見稲荷、笠間稲荷とともに、日本三大稲荷のひとつであるという祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)に行きたいと言う。
さらに10m級の巨石がごろごろあるという巨石パークも行ってみたいらしい。

今日どのくらい廻れるか分からないが、長崎県にしても佐賀県にしてもそうそう来れるところではないので、できるだけ効率よく廻りたい。

武雄市に入り、武雄神社に近づいてきたと思っていたら、スマホをいじっていたふんどし息子が「あ、武雄神社と巨石パークは近いんだけど、その前に肥前浜宿でお酒を買って祐徳稲荷神社に行こう。両方とも近くにあるみたいだから戻って。」と言い出した。

え?ここまで来て?
肥前浜宿は鹿嶋市だから、かなり戻ることになる。

一旦息子の言う通りにUターンするが「やっぱり武雄神社に行ってから行った方がいいんじゃないの?」と、再びUターン。
するとふんどし息子は尖った声で「なんだよ。調べているのは俺なんだよ。言う通りに行けばいいんだ。」などと生意気なことを言う。

とたんに車内の空氣がギスギスする。
それでなくても疲れているわたしはムッとし、口数が少なくなる。

そもそもなぜもっと早くに効率よく廻る順番を考えないのか。
すでに空港を出て、1時間以上車を走らせているというのに。
わたしゃ無駄とスズメバチが大嫌いなんだ!(すでに3回刺されてるし)

「こちとら疲れた身体を酷使して、長距離運転してるんだ。お前は助手席でリクライニングを倒してウトウトしてただけじゃないかっ。」と言いたいところをぐっと我慢する。
そんなことを言ったら「だから俺が運転するって言ってるだろ。」と言われるのは分かっている。
ちぇっ、スマホを扱えないおばさんは言いたいことも我慢せねばならぬ。
「じゃ、戻りゃいいんでしょっ。」と、三度目のUターンをするが、不満が声に刺々しさを醸している。

ご存じの方もいらっしゃいましょうが、我々の旅はこういったいがみ合いと山駆けが付き物。
何故かふんどし息子と旅に出ると喧嘩をしつつ神社や山を走ることになる。
今回は山を走り回る予定はないけれども。

肥前浜宿に着き、酒蔵を巡り日本酒をしこたま買う。

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その後、祐徳稲荷神社へ。

氣が付くと、すでに2時半を回っている。
奥の院まで軽い気持ちで行くことにするが、思っていたよりかなり遠く、急坂だ。
奥の院の雰囲氣は、まるで「トリック」や「八墓村」の世界。

          IMG_1773_convert_20161010212312.jpg

この後、武雄神社に行く予定なので、汗だくになりながらダッシュで下る。
ん?
氣が付くと、またしても山駆けをしている。
全くどういうこっちゃ。

結局、武雄神社に着いたのは3時半。
巨石パーク、御湯神指しに℡すると、4時半までに着かなければならないということで断念する。
「ちっ、段どりが悪いからこうなるんだ」と文句を言いたい所だが、また言い合いになると面倒なのでグッと我慢する。
(ケチって高速を使わなかったせいとは思わない)

御湯神指しは諫早市なので「明日行けばいいや。」と思ったら木曜日は定休日とのことだから無理と判明。
仕方ない。
『いのちのサウナ』と呼ばれる御湯神指し、行ってみたかったんだけど、今回は縁がなかったと思い諦めよう。

ここでは「歩射みくじ」というものを一回500円でできる。
弓で矢を射って先の円内を通過すると心願成就、できなくても邪氣を払うことができるんだそう。

これはやってみなければっ。
が、意外に難しくなかなか当たらない。

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この弓を射かける場所の横に鳥居があり、竹林をぬけると他を圧倒する迫力で樹齢3000年の大楠が現れる。

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立札に「推定 樹齢3000年。高さ27m 根回り26m 根元の空洞の広さは12畳敷。」とある。
あまりの荘重で威厳に満ちた力強さに、胸を打たれ、自ずと畏敬の念が湧きあがる。

まるで「よく来た」と挨拶をして下さったかのように風もないのにハラハラと葉が落ちてきた。

                   IMG_1788_convert_20161010212618.jpg

世界は美しさに満ちている。
自然と「なにごとのおはしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる 」という西行の歌が、口からこぼれた。

「もうここだけで大満足。さあ、ホテルに行こう。」と言い、車に乗り込む。

美味しい夕飯の情報をを求めて、スマホを操るふんどし息子が「ここしかない!」と叫んだ。
「『ここのイカは生きている間に一度は食べるべきイカです。』だって。ここに行こうよ。」
「どこ?」と、わたし。
「呼子。唐津市だって。」
「ふーん。なんだか知らないけどいってみるか。」
ま、いっか。
ガソリン代タダだし。(これ大事)

土地勘のないわたしは分からなかったが、武雄市から唐津市ってかなり遠い。
呼子は玄界灘を望む港町だった。

夕方、見知らぬ街を1時間半もイカのために車を走らせる親子。
薄暗くなった波止場の中に「河太郎」はあった。

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このお店、休日は3時間待ちなんていう事もあるらしいのだが、この日は時間も遅いこともあってか空いていた。
しばらく待っていると、おばちゃんがもずくとお吸い物、イカしゅうまいを運んできた。
その後、いよいよ待望の「生きている間に一度は食べるべきイカ」が!

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イカの身に綺麗に包丁が入れられ、細く切られた胴の身が透けている。

ひぇ、イカが苦しそうに足を動かした!
こ、こっちを見たよ。
目が合った・・氣がする。

恐る恐る箸でつまんでみる。
甘い!しかも弾力がある!!

ぎょっ、イカのえんぺら(イカの耳についているヒレの部分)の辺りがネオンサインのようにエメラルドグリーンからピンク、虹色に輝いている。

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うぅ・・人間って、罪深いよう。
でも美味しいよう。

この後、ゲソは天ぷらにしてもらい美味しく戴きましたが、ホント、衝撃的でした。
もう昨日漏らしそうだったことも、ふんどし息子といがみあったことも、あれほど感動した大楠さえも吹っ飛びました。

明日はいよいよ「あんでるせん」。
あー、すっごく楽しみ!!

つづく
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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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