四次元パーラー「あんでるせん」に行ってきた(2)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

前日までマキオカで働いたわたしは、長崎に行く支度なんて全くしていない。
帰宅して、長崎の面白いところはないかとネットで探す。

長崎といえばハウステンボス。
ハウステンボスのホテルに泊まるとお得に回れるらしい。

が、それは結構いいお値段のツアー。
わたし達は「ホテルニュータンダ」という、検索するともれなく「心霊」だの「幽霊」だのという言葉が付いてくるホテルに泊まることになっている。

いいの。
とにかくうちのようなお財布事情の家族が旅行する場合は、そんな贅沢なことは言ってられないの。

そうだ。
「あんでるせん」でツアーを組んだ人たちはどこに行くのか調べれば面白いところが出てくるんじゃないの?
「あんでるせん」のツアーを組む人も行く人も、きっとオモシロ好きに違いないのだからして。
早速検索してみる。

ふむふむ。
佐賀県の「武雄神社」ね。
おお、樹齢3000年の大楠があるのか。

なになに?
御湯神指し?
名前からして凄そうな温泉だね。

ガラケーしか持たないおばさんのわたしはこの二か所を手帳にメモして横になった。
(いつもながらテキトーなわたし。いいのか?そんな生き方で。)

翌朝、5時59分の始発のバスに乗り大船駅へ。
大船駅から羽田行きの直通バスが出ているんだけど、これには乗らずにガラガラと荷物を引きずってJRと京急を乗り継いで羽田に向かう。

何故かって?
そりゃ値段が安いからですよ、一人470円も!
こういう涙ぐましい節約が大事なんです。(そんなら旅行なんて行くな、の声あり)

が、後にこの選択が正しかったことが分かる。

横浜駅で京急の快速に乗り換え、順調に羽田に向かう。
楽しくおしゃべりするわたし達親子。
川崎駅の直前、急にお腹が痛くなった。

ト、トイレに行きたい。

でも川崎駅で降りたら羽田までの接続が悪くなってしまう。
これは快速だから、川崎を出たらすぐ蒲田。
さっきお腹が痛くなったばかりだから何とか持つだろう。
ちょっとした迷いはあったが、自分にゴーサインを出した。

が、今回のはいつものヤツとはちと違った。
もしやこれはノロ(ウィルス)ちゃんなのか?
超特急というにふさわしい腹痛がわたしに襲いかかる。
自然と無口になり、顔色が悪くなるのが分かる。

うっ、げ、限界が近づいている。
氣持ちを集中して何とかやり過ごそうとするが、事態は思ったより差し迫っている。

あぁ、もうダメかもしれない・・。

もしここで漏らしでもしたら、透視能力のある「あんでるせん」のマスターにはその光景が視えてしまうに違いない。
明後日、わたしが「あんでるせん」に入店した時「ぷっ。」とか吹き出したあと、憐れみと同情の混じった半笑いを浮かべて迎えられちゃうのかもしれない。
屈辱感と恥ずかしさに、うっすらと涙を浮かべた自分の姿が見える。

ぐぬう。
それだけは絶対に避けねばならぬ。
そんなことが起こったら、へそを噛み切って死ぬ。(そこまで言うなら行かなきゃいいのに)

やっと電車は蒲田駅に滑り込み、わたしは転げるように階下のトイレに駆け込んだ。

人心地がついた後「これがもし直通バスだったら」と想像してゾッとした。
大船から羽田までは1時間弱なので、もちろんバスにトイレは付いていない。

バスの中で脂汗を浮かべて耐えるわたし。
いつしか座席に黄色いシミができ、周囲には不穏な臭いが・・。

驚き軽蔑の表情を浮かべ、途方に暮れるふんどし息子。
俯き、唇を噛みしめるわたし。

あーーー、いい年してそんなことが起こったら末代までの恥。
膝を抱えて泣きながら一生座敷牢に入って死ぬしかない。(座敷牢ないけど)

下らない(というか下っている)妄想をしているうちに、機上の人となったわたしなのでした。


つづく
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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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