母と「第一回冥途の土産旅行」に行ってきた(6)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

大分、熊本の地震が起きてしまい日本中が騒然となっている今、こんなブログを書いていてはお叱りを受けそうな空氣が漂っている氣がします。

ただここのところわたし自身の周辺に起きた不思議な出来事を考えると、一つ一つに意味があり、今年2回も奄美に行ったことにも何か意味があったのかもしれない、と思うようになりました。

使い古された言葉ですが、人生には無駄がなく、出会いや様々な事象には思っても見なかった意味が隠されているのかもしれない、と心から感じています。

ということで、お許しがあればその「不思議なお話」を早いとこ書きたいと思い「母と第一回冥途の土産旅行に行ってきた」をとっとと終わらせるべく、最終話を書いていきたいと思います。

奄美に来て、杖を忘れてしまうほど元氣になった母。
やれ、めでたや。

奄美最終日のホテルでの夕食に、鶴先生ご夫妻がご一緒してくださることになった。
お酒を戴きながら島料理の舌鼓を打ちつつ、奄美の旅のあれこれに花を咲かせる。

母が「この間連れて行って頂いた今井権現では鳥居に入ったところでお詣りしたけれど、あのスゴイ石段3段までなら登れる氣がしたの。登りたかったわ。」と言い出した。
スルメを片手に泡盛をチビチビ飲みながら「また来ればいいじゃん。」とおざなりな返事をするわたし。

が、心優しく親切なお二人から「もしお母さんが行きたいのであれば、心残りのないように明日も今井権現に行き、石段を上ってみたらどうでしょうか?」とのお申し出をいただく。

いや、一昨日連れて行って頂いたばかりだし。
そしてまた今井権現に行くとなれば、Oさんは海に入って頭までかぶる禊をしなければならない。
わたし達のような知り合ったばかりの人間のために、そんな時間も手間もかかる事を続けざまに2回もして頂くなんて、申し訳なさ過ぎる。

ご辞退させて頂いたが、結局お二人のご厚意に甘えさせて頂くことになってしまった。

満面の笑みを浮かべる母とOさん。
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(この二人の顔、妙に似てる氣がするのはわたしだけでしょうか?)

その後ホテルのわたし達のお部屋に場所を移して、楽しい夜は更けていったのだった。

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翌朝、荷物をまとめ、鶴先生ご夫妻のお宅に伺う。
こうして見ていると、息子か娘の家に遊びに来た姑のよう。

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初めて母とお会いさせて頂いた日に、Oさんから「父に似ている」という話が出たが、お写真を見せて頂くと笑ってしまうほど本当に似ていて驚いた。

皆で再び海に禊に行く。
鶴先生が浜で母に長命草を採って下さった。

わたしは初めて知ったのだが、奄美には長命草(チョウメイソウ)という植物があり、浜に普通に生えている。
一年を通じて海辺の岩場で自生し、茎や葉は野菜としても利用され、天ぷらやおひたし、青汁などにして食べられんだそう。
強い生命力があり、青々とした大きな葉は澄んだ深い香りがするらしい。
奄美の豊かな自然は、人々が生きていけるたくさんの美味しい食べ物を、そこかしこで与えてくれている。

山野草の好きな母は、目を輝かせて喜んだ。
(帰宅後、戴いた長命草を天ぷらにして食べたらとっても美味しかったらしい)
母と鶴先生は傍から見ると母娘のようにも見える。

この後今井権現に着くと、母はすぐさま無言で木の根やゴツゴツとした岩がある石段を、杖も持たず上り始めた。
氣が付くと3段ではなく4段まで上っていたので、きりのいい5段まで上らせる。

一仕事を果たしたように、満足げに階段を見上げる母。

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しばらくしてやっと表情が柔らかくなった。

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優しい鶴先生ご夫婦は母に手を貸して下ろしてくださり、無事、母念願の今井権現詣りを済ませることができたのだった。

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山を下り、そのままお別れするつもりでいたが、昼食までご馳走して頂き、さらに奄美空港までお見送りに来てくださった。(あいにく時間が間に合わずお会いすることはかなわなかったが)

すでに1か月経った今でも、母はリビングに飾った貝を見るたびに「奄美に息子と娘がいるような感じがする。」と呟く。
(母の息子や娘であれば、わたしにとっては兄や姉ですな。)

母にとっては、まるで夢のような旅だったようだ。
奄美の島が繋いでくださったご縁は、母にとって宝物になっている。
もちろんわたしにとっても。

今回の旅で、日本人の「おもてなし」や「親切心」の原風景を見せて頂いたように思う。
本当に多くのことを教えて頂き、感謝に堪えない。

お招きくださった奄美の神々様、Oさん、鶴先生、5マイルの皆さん、奄美でご縁のあった方々、本当に、本当にありがとうございましたっ!

つづく


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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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