86歳になる母と奄美に行くことになりました。

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

いや、驚いた。
奄美から帰宅し、お土産を持って母のところに行き、問われるままに奄美の話をしていたら「そんなにいいところなら、わたしも行きたい。」と言い出した。

行きたいって、あんた・・。

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、母は去年、京都のホテルで転倒して頭蓋骨を骨折し、脳挫傷と診断され、すんでのところでボケ老人になるところだった。
さらにいえば10年近く前に硬膜下血腫の手術をし、50数年前には東名自動車道を走行中に後部座席で事故に遭い、頭でリアガラスを割って投げ出され、テレビに死亡と出た挙句、お医者様に「生きても後遺症が残る」と言われながらも無事生還を遂げたツワモノ。

もちろんここに挙げたのは、大きい出来事ばかりで、それ以外にも大腸がんの手術をしたり、胆嚢を摘出したり、緑内障になったり、腸ヘルニアの手術をしたり、酷い喘息持ちだったり。
若い頃は、座った時に針を脛に入れてしまったのに氣が付かず(!?)、数年後に錆びた針の摘出手術したり、盲腸が癒着していて大変な手術になったりと、身体のことを言い出せば枚挙に暇がない程。
年寄り同士の病気自慢では、他の追随を許さない。

こうやって思い出したことだけを書き連ねても「よく無事だったことよのう。」と感心することしきり。
昔は「仲間の中で、わたしが一番身体が弱い。」と言っていたのに、健康に見えた皆さんはバタバタとお亡くなりになり、今や一二を争う長寿ぶり。

ここのところ、随分調子がよさそうだとは思っていたが、まさか奄美に行きたいと言い出すとは思わなかった。

うーむ。
だが、冥途の土産といえどもわたし一人でこの年寄りと二人で奄美まで旅をするなんて、大丈夫なんだろうか?
よたよたと歩く老人の手を引き、大荷物を抱えフーフー汗をかくおばさんの姿が浮かぶ・・。

でも、と思う。
年を取って「どこかに行きたい」と切望する氣持ち、とっても大事なんじゃなかろうか。
体調が悪かったり、氣に病むことがある時、人は「どこかに行きたい」とは思わない。

この間までは「京都にお礼参りに行かなきゃ。」と口癖のように言っていたというのに、突然行ったことのない南の島に行きたいと言い出したのは、抹香臭い薄墨色の世界から、トロピカルフルーツの香り漂う極彩色の世界に興味が湧いたということか。

ここは一念発起して、連れて行かねばいかん!
ということで、昨日プランを練って、3月14日発のJALダイナミックパッケージツアーを申し込みました。

年寄りだからスケジュールはゆったりと無理はせず。
移動は全てレンタカーで、荷物を持って歩かなくていいように。

調べてみると、すでにキャンセルが効かない時期になっているので、もし出発近くに母の体調が悪くなったらかなりの無駄な出費になってしまう。

だ、大丈夫か?
そのことを考えると、最後に「お申込み完了」のボタンを押す時、ちょっと指先がプルプルしたけれども。

それはともかく。

母は苦労の多い波乱万丈の人生を送ってきた。
妻2人に先立たれ(!)子供8人を抱え(!!)困っていた20歳も年上の(!!!)、会社を興してブイブイいわせていた父と知り合い、騙されて(本人談)結婚した、と事あるごとに子どもの頃から聞かされてきた。

その後事業に失敗して、いろいろな職業を転々とする父についていきながら、先妻の子ども達と自分の子どもの面倒を見つつ髪振り乱して働き倒した母。

母は、今が一番幸せだという。
だから、なんとしても母が希望する奄美行を実現させてあげたい。

そういえば、母はアマミ舞の創始者の鶴先生と面差しが似ている氣がする。
母も踊りの師匠をしていて(日本舞踊ではなく民踊だが)、お弟子さんが50人近くいたが、祖母の介護のため辞めてしまった。
母も鶴先生と同じく、若い頃から信仰心があり、霊感も強いようだ。

ただ一つ違うのは、母は父との相性が悪く、とても夫婦仲が悪かったこと。
20歳上の父といつも喧嘩ばかりしていた母は、男の人に甘えることが苦手。

それに比べて鶴先生ご夫婦はとっても仲が良くて、傍から見ていて微笑ましい。
年下のOさんを立てながらも、頼り切ったように見えるその振る舞いは、オンナは年を重ねてもかくあるべし、と憧れる。

昔から、母は人生かなり損をしてきたように感じていた。

母と鶴先生。
とても似ているところがある反面、全く違う人生を歩んできた二人。
だから鶴先生と母の対面はとっても楽しみなの。
母はもしかしたら自分も送れたかもしれない人生を目の当たりにして、何を思うだろうか。

かくいうわたしも、どちらかといえば母寄りの人生を送っているような氣がする。
ここら辺で、自分の人生を見つめ直し、やり直すのもいいかもしれない。

・・やっぱ無理ですな。
人には器というものがある。

わたしはこのまま、独りでオモシロ道を突っ走ろう。

いや、モテないのを誤魔化すために言ってるワケではないですよ。
ホントに。

ホントだからねっ!!


つづく

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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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