母、奇跡の復活!(4)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

脳挫傷になったにもかかわらず、奇跡的に立ち上がることまでできるようになり、京都の救急病院を退院できることになった母。
が、そんなアゲアゲのテンションがいつまでも続く訳もなく、退院の手続きを終え病院の玄関に着いた頃はぐったりし始めました。

や、やばい。
とっとと行かなければ何が起こるか分からない。

そういえば、以前「タイミングを見て、なんとか早く横浜に連れ帰りたい。」と言ったわたしに、主治医の先生は「そうした方がいいですね。こういったケースのお年寄りは初めのうちは元氣に見えて一週間くらいして急に状態が悪くなってしまう事がありますから。」と仰った。
そして今、入院してほぼ一週間経つ・・。

母をなんとかタクシーに乗せ、京都駅に一番近い降り口に着いたたものの、改札口まで10メートルほどの距離がある。

実はJRに車椅子をお借りする手続きをした際「改札の中から車椅子をお貸しすることになっています。」というのを、事情をお話してタクシーの降り口まで係りの方が車椅子を持って来てくださることになっていた。

息子を先に降ろし改札に走らせた後、タクシーの運転手さんに手を貸してもらい、母を降ろす。
やっとのことでタクシーから降りることができたが、青ざめた顔で柱に寄り掛かる母。

おかしい。
改札で息子が駅員さんに話しをしている姿は見えるのに、ちっとも車椅子を持ってくる氣配がない。
何をしとるんだ、息子よ。

やっと戻ってきた息子がいうには「窓口ときちんと連絡が取れていないらしく『決まりだから改札まで来てもらわないと車椅子は貸せない』と言われた。」とのこと。

ぐぬう・・。

10メートル先で、車椅子を誘導するために待機している駅員さん達がこちらの様子を窺うように見ている。
プチッとわたしの頭にの中で何かが切れる音が。
(切れたのが脳の血管じゃなくてよかった♡)

決まりを守らなければならないのは、分かります。
しかもわたしたちはタダで車椅子をお借りする身。
そんなエラそうなことを言える立場ではないことは承知しています。

んが!
あそこからは立つこともままならなず柱に寄り掛かっている真っ青な顔の母の姿がはっきりと見えているはず。
事情を話しているにも関わらず、数人で固まってぼんやりとこちらを見ていることしかしないって、どうなの?

母を息子に任せ、わたしが改札口に走り、再び事情を説明する。
怒りで目が三角になっていたに違いない。
わたしの鬼気迫る氣迫に押されのか、女性の駅員の方が急いで椅子を持って来て下さり、今にも崩れ落ちそうだった母は取りあえず座ることができた。

その後窓口と連絡がついたのか、無事車椅子をお借りでき、年配の駅員さんの誘導でエレベーターを使いながら車椅子がスムーズに通れるルートを歩く。
母は少しの振動でも辛いらしく吐き氣までしている様子。
仕方がないので、ビニール袋を片手に持たせ、ゆっくりと進む。

母の乗った車椅子と共に歩きながら、ふと思う。

わたしは今まで、こうやって別のルートを歩いている人々に心をかけることがあっただろうか。
目には入っていたのかもしれないけれど、その姿を脳が認識していなかったのかもしれない。

この年になって、結構いろいろなことを知ったような氣持ちになっていたが、とんでもない。
もしかしたら、これからの方がたくさんの痛みや辛さ、怖さを経験するのかもしれぬ。

構内に入ってきた新幹線の扉が開くと、すでに乗務員の方が二人待機して下さっていて、母は無事新幹線に乗ることができた。
多目的室の中は思ったより広く、座席2席分を手前に引き出せばベッドのようになる仕様になっている。

母はかなり疲れたようで、横になりぼんやりと車窓を眺めている。
食欲もないらしく、昼食用に買った駅弁に箸をつけない。

これでよかったのだろうか。
母のためと思い、無理やり連れ出してしまったけれど。

氣が付くと、車両は新横浜駅に滑り込んでいた。
やはり降り口に駅員の方がお二人待機してくれていた。

たった一人の老人の為に大事な仕事の時間を割いてくれるJRよ、ありがとう!
駅員の方に誘導されながら、姉の待っている改札に向かう。

誘導して下さっている駅員の方が、顔面蒼白な母を見て氣遣わしげに声をかけてくれた。
「大丈夫ですか?もし具合が悪ければ救急車を呼んだらいかがですか?」

わたしの目がキラリーンと光る。

確かにわたしの目から見ても、母は相当具合が悪そう。
このまま自宅に帰っても救急車を呼ばざるを得ない状況になる可能性も高い。
そうでなくても、明日病院で受け付けをして、長い時間待ってからお医者様に診察してもらうよりも、今救急車を呼んでもらった方がよくはないか?
しかも明日行く予定の病院は、近所でもヤブと評判の〇〇病院・・。(姉に入院できる病院を探してもらったのだが、そこしか受け入れ先が見つからなかったらしい)

税金を使わせてしまい申し訳ないが、母は長年真面目に税金を納めてきた身。
ここはお許し願おう。

きっと薬師如来様が駅員さんに言わせてくださったに違いないっ!
(もしくは子狐が)

渡りに船とばかりに駅員さんに救急車の出動をの要請をお願いすることにした。

救急車に乗せて頂けたお蔭で、母は脳外科の専門病院にそのまま入院することができた。
なんだかとんとん拍子にあらゆることが進み過ぎて、不思議なくらい。

薬師如来様、子狐ちゃん、ありがとうございました。

そしてJRの駅員や職員の方々、ありがとうございました。
京都駅の改札で目を三角にして申し訳ありませんでしたっ。

それはそうと。

今回で「母、奇跡の復活!」を終わらせようと思ったけど、(4)だということに氣がついた。
ヨン、シ、死…。
扱っている話題が話題なだけに、なんか、ヤダ。

思いっきりゲン担ぎをするわたしとしてはここで終わらせるワケにはいかないじゃないですかぁ!

ということで、次回は最後に現在の母の様子をお伝えしたいと思います。

つづく
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お疲れ様です

マキおかんさん、いろいろ大変でしたね。
本当にお疲れ様です。
ワタスも母親を介護施設に入れるまでいろんな方々のお世話になりました。
今まであたりまえにしていたことの有難さが心底身に沁みました。

助けてもらうことによって助けることの大切さを知る。。人生うまくできていますよね。

お母様のその後どうなったのでしょうか。
続き待ってます。

Re: お疲れ様です

マティックスさん、こんにちは。
ご無沙汰しております。
ご心配頂きありがとうございます。

わたしも今回の件で、社会を動かしている善意の方々の存在を身に染みて感じました。

「助けてもらうことによって助けることの大切さを知る。。人生うまくできていますよね。」とは、まさにその通りですね。

母は取りあえず元氣にやっています。
今日もこれから顔を見に行くところです。

これからもよろしくお願いします。
プロフィール

マキおかん

Author:マキおかん
気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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