古事記古古道 体感ツアーに行ってきた(21)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

今日で「古事記古古道 体感ツアーに行ってきた」も最終回。
長々とお付き合い下さった皆様、ありがとうございました。

大迫力の「鳴門の渦潮」の前で、磐笛と祓祝詞を奏上することができ、達成感いっぱいのわたし達は再び車に乗り込んだ。

飛行機に乗るまであと3時間あまり。

とにかく貧乏性のわたしはギリギリまで楽しみたいタイプ。
鳴門町にある「大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)」に行くことにする。

「大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)」
『御祭神
大麻比古大神  猿田彦大神
阿波国一宮。通称として「大麻さん」とも呼ばれ、阿波国・淡路国両国の総鎮守として、現在は徳島県の総鎮守として信仰を集める。』

大麻比古神社について調べると、明治以前は阿波忌部氏の祖の天日鷲命とされていた祭神を、明治以後は猿田彦大神と天太玉命としたらしい。

また明治時代か。

歴史を遡ると現代に比べ格段に政治と密着していたであろう神社は、それ以前も権力闘争や為政者の思惑により、わたし達が思っている以上に時代の波にさらされてきたであろうことは想像に難くない。

大麻比古神社のご祭神の大麻比古神は忌部一族の先祖の神である天日鷲命の子なんだそう。
社歴によると神武天皇の御代に天太玉命の孫にあたる天富命が勅命を受けて、肥沃の地を求めて阿波の国に到り、麻楮の種を播種し、麻布木綿を製して殖産興業の基を開いた、とされている。

「大麻」の名の通り、もともとこのあたりでは麻がよく栽培されており、朝廷に献上されていたとのこと。

もう一方のご祭神の猿田彦大神は天孫降臨(てんそんこうりん)の時その道案内の役をつとめられた神様で、先導の神、導きの神とされる。
昔、大麻比古神社の裏に聳えている大麻山(おおあさやま)の峯にお鎮まりになっていたのが、いつの時代か大麻比古神社に合わせ祀られたと伝えられている。

ここは天津神(あまつかみ)一族に属する天太玉命の子孫の神と、国津神(くにつかみ)族である猿田彦大神を一緒に祀っている神社なんですね。

境内に入り、階段を上ると、目の前に樹齢千余年といわれる御神木の楠がある。

                            IMG_3308_convert_20141107125125.jpg


そう言えば、何かで大麻比古神社の狛犬の右前足に「大麻を吸ってる老人」としか見えない彫刻の画像を目にした氣がする。

ふむふむ、どれどれ?
おお、これか。

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物見高いわたしは、以前見たことがある写真の実物を見られてちょっと嬉しい。
何でしょうね、この心理。

煙の部分は、確かに大麻の煙に見えなくもない。
大麻の煙、見たことないけど。

そのまま本殿に進むと、またしても狛犬が鎮座している。
今度はよだれを垂らしている。

                           IMG_3305_convert_20141107124942.jpg


うそ。

トカゲが涎掛け(?)からなかなか離れず、狛犬の肩に乗ったりして遊んでいたのでした。

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今日は本当に神社の生き物とご縁がある日。

絶対神様が寿いで見送って下さっているに違いない、と思い込むわたし。
うん、絶対!

こういうのって、思ったもん勝ちというか、言っちゃったもん勝ちだと思うの。

ところでカエル、クワガタ、カニ、トカゲ。
共通点は何でしょう?
思いついた方、是非ご意見お聞かせください。

トカゲを横目に大麻比古神社を参拝させて頂き、今度は「徳島ラーメン」に挑戦するべく「食べログ」でふんどし息子が選んだ「いのたに」に向かう。

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本当は「びんび屋」で食べた刺身定食が消化しきれておらず、お腹はそれほどラーメンを欲していない。
が、ふんどし息子はラーメンが大好きで「徳島ラーメン」をとっても楽しみにしている。

仕方ない、付き合うか。
今日を逃すと本場「徳島ラーメン」食べられないし。

お昼時を過ぎているせいか、わたし達以外客はいない。
大盛りを頼もうとするふんどし息子をなんとか止め、卵入りを注文する。

来た来た、ふんどし息子待望の徳島ラーメン卵入りが。
茶色いスープにばら肉、生卵が浮かんでいる。

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一口スープを口にした息子の「あれ?」という顔。

うーん・・残念ながらちょっとぬるい。
そしてしょっぱい。
肉は・・堅い。

黙々とラーメンをすする親子。

静かに「ご馳走様でした・・。」と呟き、言葉少なに車に乗り込む。

ま、お腹いっぱいだったしね。
期待、大き過ぎたしね。
一応「徳島ラーメン」経験できたしね。

氣を取り直し、ガソリンを満タンにした後、ビクビクしながらレンタカーを返す。
保険をケチっているんだから傷なんかあったら大変。

チェックした社員の方が走行距離を見てちょっと驚いている。

ご、ごめんね?
こんな金額で4日間も車を乗り回されたら、レンタカー会社としては商売上がったりだよね。

それなのに、荷物がたくさんあるからと言って空港まで送ってくれたタイムズの社員の方、なんて優しいんだ。
心からお礼を申し上げる。

やっと徳島阿波おどり空港に辿り着き、無事わたし達の「古事記古古道 体感ツアー」は終わったのでした。

それはそうと。

最終日、Mさんがもう一か所連れていって下さった場所があった。
そこでは化石採集ができるかもしれないという。

わたしにはただの石ころが転がっているように見えるのだが、さすが博識のMさん。
「これは他と違うでしょ?化石ですよ。」と15センチほどの石を渡して下さった。
手にすると、ずっしり重い。

ほう、これが化石。

もしかしたら阿波の古代人が一生懸命磨いたのかもしれぬ。
ちょっと大きくて重いけど、せっかくだからお土産に持っていこう。

しばらく歩くと「またありました。」とMさん。
これも同じくらいの重さがある。

「どっちがいいかな。」と話していると「両方持っていけばいいじゃないですか。」と仰る。

二つ合わせると、結構な重さになる。
ま、いいか。

また歩いていると「ほら、これもそうですよ。」と、ずっしり重い同じくらいの石を渡して下さった。

・・・。

そんな訳で、空港に着いた時、旅行鞄の中には重さで持ち手の伸びたビニール袋に入った三つの化石が入っていた。

でも悠久の時を超えたこの石達は、海を越えて我が家に来るのをよしとしてくれるのか?

心配になったわたしはオーリングテストで直接石に聞いてみることにした。

「オーリングテスト」
『「生体そのものが極めて敏感なセンサーで、毒物を近づけたり、体に合わない薬剤を手に持たせたりすると、筋の緊張は低下し、逆に有効な薬剤では緊張が良好に保たれる」という原理に基づいている。
親指と人差し指をくっつけて"O"の形にし、その筋力の強弱で診断や薬の選択を行う謎の技術である。』

初め、わたしが親指と人差し指でオーリングを作り、ふんどし息子が指を離そうとする。
ふむふむ、そこそこ離れちゃうね。

次に、片手で石を触り、もう片手でオーリングを作る。
再びその指をさっきと同じように離そうとするふんどし息子。

先程と比べ、がっつり指が離れません。
三つともやってみましたが、指はしっかりくっついていました。

おお、石さん達、来てくださるんですね。

阿波おどり空港のベンチで周囲を見渡し、コソコソと何やらやっている怪しい親子。
またしても「関わりを持ったらイカン人」モード満載になっている。

いいのっ、面白いんだから!
こういう人知を超えた、というか得体のしれないカンジが好きなの!

こうして我が家に三つの化石(たぶん)が鎮座ましますことになったのでした。

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とにかく密度の濃かった阿波の旅。
たくさんの方にお会いできて、本当に楽しかった。

そして「古事記古古道」について書かせて頂いたお蔭で、思いもかけずたくさんの方がこのブログを読んで下さったようだ。
直接はお会いできていない方も含め、ご縁を戴けて本当に感謝しています。

天照大御神が岩戸から出て来られて、今まで真っ暗だった世の中が急に明るくなり、神々は喜びのお言葉を発する。

『天晴れ(あっぱれ)、あな面白(おもしろ)、あな手伸し(たのし)、あな清明(さやけ)おけ』

現代は岩戸の時代といえるのではないだろうか。

偽の光はあるけれど。
偽の八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)が溢れているけれど。
そこにいる思金神(オモイカネ)は、天宇受賣(アメノウズメ)は、本物か。

暗闇にじっと膝をかかえる天照大御神になっていてはいけない。
誰かが岩戸を開けてくれるのを待っているだけでは、現代の岩戸は動かない。

ひとりひとりが天児屋命(アメノコヤネ)となり、天手力雄神(アメノタヂカラオ)とならなければ現代の「天の岩戸開き」は決してかなわない。

そして本当の岩戸開きができた時、晴れやかな声で叫びたい。

「天晴れ(あっぱれ)、あな面白(おもしろ)、あな手伸し(たのし)、あな清明(さやけ)おけ」、と。


つづく
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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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