古事記古古道 体感ツアーに行ってきた(20)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

阿波の旅もいよいよ終わりが近づきます。

午前中、蒲生田(かもだ)岬、八幡神社、大宮八幡神社、津峯神社(つのみねじんじゃ)と駆けずり回ったわたし達。
この後決まっているのは13時出航の観潮船で鳴門の渦潮を見ることと、17時30分の便で帰ること。

知らなかったけど、渦潮はいつでもダイナミックな渦潮が見られるわけではないらしい。
渦潮には「見ごろ」があり、満潮時と干潮時の前後約1時間半が渦潮の見ごろだということを知り、前日パンフレットで満潮時にいちばん近い観潮船の時間を調べておいたのでした。

とにかく13時までに鳴門に行かなければ。
その前にできたらMさんに教えて頂いた「びんび屋」というお店で昼食を食べたい。

すでに11時半を回っているというのに、どこまでも貧乏性のわたしの辞書には「ゆっくり」「のんびり」という文字はない。
ナビで検索すると「びんび屋」到着予想時刻は12時20分。

急がねばっ。

何故そんなに焦るのか、不明ではある。
行かなきゃ行かないでいいんだし、観潮船に乗った後行ってもいいんだし。

が、とにかく時間を無駄にしないように、何かに駆り立てられるように道を急ぐわたし。
・・要は好きなんですね、ギュウギュウのスケジュールが。

ハンドルにしがみ付き、海沿いの「びんび屋」に着いたのは12時10分。

勝った!!(何にだ?ナビにか?)

活気があり、荒々しい店内はまるで魚市場のよう。
次々に客が来るので、相席は当たり前、というか何かお願いできる雰囲氣は微塵もない。
忙しそうに立ち働くおばちゃんを呼び止めるのも氣を遣う。

わたしはキョロキョロ観察した結果「ここは刺身を食べなくちゃイカン所だ。」と瞬時に判断し、刺身定食を注文する。

ついさっき捌いたんですか?と聞きたくなるような分厚く新鮮な刺身。
おお、これぞ海辺で食べる豪快な漁師料理。

歯ごたえのある刺身に齧り付きながら、ふと前を見ると、独りで来ているらしい中年のサラリーマン風のおじさんが天ぷら定食を注文したらしく、ナスの天ぷらを食べているところだった。

何故刺身を食わん、ここまで来て。
ナス天なんか、夢庵で食べればよかろう。(大きなお世話)

目の前のおばさんに密かになじられているとは夢にも思わず、天ぷらを満足そうに食べるおじさん。
そのおじさんを横目に、刺身定食を堪能したわたし達は観潮船に乗るべく、大急ぎで「びんび屋」を後にしたのでした。

ちなみに「びんび」とは魚がぴんぴん跳ねることを表しているそうです。

観潮船乗り場に着いたのは12時50分近く。
ふう、勝った。(だから何にだ!)

急いでチケットを買うと、搭乗が始まる。
平日にもかかわらず、意外に大勢の人たちが乗船する。

実は今回鳴門に来るにあたって、わたし達にはやりたいことがあった。

3・11の後、わたしに大きな影響を与えた日月神示。

l3・11と日月神示

その中の文言に

日月の巻 第12帖 (185)
「鳴門とうづうみの仕組も型して呉れよ。」

日の出の巻 第18帖 (231)
「 海の御用とは 海の鳴門(なると)と 海の諏訪と 海のマアカタと三所へ祀りて呉れよ。」

青葉の巻 第10帖 (479)
「よき神にはよき御用、悪き神には悪き御用、自分で自分がつとめあげるのぢゃ、人になんと云はれても腹の立つ様では御用六ヶ敷いぞ、
腹立つのは慢心ぢゃと申してあろがな。仕組途中でグレンと変り、カラリと変る仕組してあるのぢゃ、其処に一厘の仕組、火水の仕組、富士と鳴門の仕組、結構々々大切致してあるのぢゃ。」

月光の巻 第56帖 (843)
「これと一応信じたらまかせきれよ。梶をはなして鳴門の渦の中にまかせきれよ。まかせきるとひらけてくるのぢゃ。悟れたようでゐて、そなたが悟り切れんのはまかせきらんからぞ。」

あまりの難解さから書記した天明自身も当初はほとんど読むことが出来なかったという日月神示。
日月神示の文中にも「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれているほど、未だにその解釈は物議を醸している。
その日月神示の中で何度も出てくる「鳴門」。

以前から行ってみたいと思いつつ、遠いからあきらめていた「鳴門」に今立っている。

「せっかくだからこの『鳴門』で磐笛を吹き、祓祝詞を奏上しよう。」と親子で意見が一致した。

が、あまりに乗客が多い。
どこかないか、どこか。

しかし、どこへ行っても老若男女が溢れている。
無理無理、絶対無理。

さすがにここで祓祝詞を奏上する勇氣は、ない。

あの白装束のおば様方だって、見ていたのはわたし達だけだった。
ふんどし息子が「竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小門(をど)の阿波岐原(あわきがはら)」で禊ぎ祓いをした時だって、辺りを数台の車が走っているだけだった。

こんな衆人環視の中、磐笛を吹き祓祝詞を奏上するなんて、常識人のわたし(そうか?)にできるワケないじゃないですかあ!

あきらめるしかないのか?

キョロキョロしていると、階段の前に乗務員の方が立っている。
何かと思って聞いてみると「千円払うと二階の特別ラウンジに行ける」とのこと。

これだ!

いつもだったら「千円?そんなら一階でよろしい。」と即却下だけど、今回はすぐ出しましたとも。
二人分、二千円。
普段はケチでも出す時は出すオンナなんです。わたしだって。

特別ラウンジに上がってみると、客は数えるほどしかいない。

ふっふっふ、これなら大丈夫。
いけまっせ、奥さん。(誰?)

こういう時だけ抜け目ないわたしは乗務員をつかまえて、一番渦潮が見やすいベンチを教えてもらう。

しばらくすると「ザザザァァ・・・」という音が聞えてきた。
いよいよ観潮船が渦潮に近づいたらしい。

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おお、凄い。
凄いっていうか、なんというか・・。

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あまりの迫力に、一瞬言葉を失った。

はっ、いかんいかん。
磐笛を奏上するんだった。

慌てて磐笛を出し、親子で吹く。

音が氣持ちよく鳴り響く。
不思議と渦潮の音とは交ざり合わず、海上に溶け込んでいく。

ちらっと横目で周囲を見ると、不思議そうな顔をしてこちらを眺めている3~4人の乗客。
目が合った途端、何事もなかったように目を逸らされた。

「関わりを持ったらイカン人、認定終了」ですね。
分かります。
分かりますとも。
ね?(涙)

でも、こうしちゃいられない。

鳴門の渦潮はその大きさを増し、いまや逆巻く渦の飛沫で濡れるほど間近に迫っている。

その渦潮に向かいふんどし息子が祓祝詞を声高く奏上する。

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見ないようにしながら、そっとこちらを窺う乗客の方々。
他人の顔をするわたし。(え?いまさら?)

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大迫力の渦潮を前に、祓祝詞を奏上し終えたふんどし息子。
無言で「どうだ。やり切ったぞ。」と鼻の穴をふくらませる。

とにかく凄かった「鳴門の渦潮」。
想像以上でした。

自然の驚異と、ここにご縁を戴いたありがたさと、乗り合わせた乗客の方々への申し訳なさと視線の痛さ。
一生忘れません。

後は千円分の特別ラウンジを満喫するのみ。
おー、優雅なソファじゃないですかぁ。

満足げに座るわたし。

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ほーほっほ、一階の庶民のイスとはやっぱ、違うわ。
我が家にとっては異例の「特別ラウンジ」にはしゃぐわたし。

これだから貧乏人ってやつは・・。

この後、庶民らしく「鳴門」のワカメをお土産に5個も買ったわたしなのでした。




つづく



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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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