古事記古古道 体感ツアーに行ってきた(5)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

こんどこそ剣山に向かって一直線に車をかっ飛ばすわたし達。
思った以上に遠い。
道はところどころ細く、山に入ると対向車に氣を使わなければならない。
ハンドルにしがみ付くわたしの横で、ふんどし息子が寝息を立てる。

剣山にまつわるオモシロ話は枚挙に暇がない。
古代イスラエル人が剣山のどこかに秘宝「アーク」を隠し、現在も眠っているということが、歴史ファンの間でまことしやかに語られている。
ハリソンフォードの映画「レイダース 失われたアーク」は剣山がモデルで、撮影も剣山でやろうとしたが止められてできなかったとか、空海が四国八十八箇所を定めたのも、聖域に近づけないための「結界」だとか。
昭和20年GHQの特命を受けて秘密裏に四国山地の最高峰・剣山の山頂から2百メートルほど下がった大剱(おおつるぎ)神社の辺りをアメリカ軍の発掘隊が調査したとか。

オモシロ好きのわたしの心は高鳴る。

何とか3時15分頃到着。
リフトが動いているのを見た息子は「ほらぁ、焦らなくても大丈夫じゃん。」と能天氣に呟いた。

わたしも一安心して切符売り場で[1,860円の往復チケットを買う。
結構お高い。

係のおじさんが「最終のリフトは4時45分ですよ。」と教えてくれた。

リフトに乗り、初めのうちははしゃいでいたが、このリフト、思いの外高さがありコワい。

                          IMG_3075_convert_20141004133649.jpg

景色を眺めようと振り返るとお腹がワキワキする。

これ、下手なジェットコースターより怖いよ。
実際乗ってみると、料金は決してお高くなんかないです、はい。

15分ほどで西島駅に到着。
山頂までのルートを見て愕然とする。

リフト乗り場から山頂へのルートは、3ルート。
健脚向きの尾根道(40分)、大劒神社回りの大劒道(1時間)、遊歩道[行場を回る](1時間20分)って・・。

今すでに3時半。
リフトが4時45分に終了するってことは、あと1時間15分しかないってことじゃん。

健脚向きの尾根道(40分)を選んだとしても、大急ぎで行かなければならない。

が。
ふんどし息子は「大劒神社回りの大劒道(1時間)で行こうよ。でも行場も行きたい。」とのたまう。

バカなの?時間の計算ができないの?

「無理。」と言っても「行きたい。」の一点張り。
最終リフトに間に合わなければ歩けばいいと言う。

そ、そんな無駄なこと、我が家には許されないのっ。
ダメ、絶対!

でも言い争っている時間も惜しいので、一発勝負で大劒神社回りの大劒道(1時間)に向け走り出す。
・・まあ、息子が行きたいと言ったからってこういった選択をするわたしもわたしなんですが。

走るおばさんとふんどし息子。

意外に早く大劒神社に到着。

IMG_3080_convert_20141004133723.jpg

おお、これだったら帰りのリフトに間に合うかもしれない。
「天地一切の悪縁を断ち」「現世最高の良縁を結ぶ」とある。ありがたや。
さっとお参りを済ませ、山頂を目指そうとすると。

「この下にすっごく霊験あらたかな水があるんだって。お水を戴いて来ようよ。」というふんどし息子の声。

え?空耳?
我が耳を疑う。

むう・・。
あきれてものが言えん。

「行きたければ自分だけ行けっ。」と捨て台詞を残し、山頂を目指して走り出すわたしの後を渋々ついてくるふんどし息子。
走り続けた甲斐もあり、何とか山頂に4時過ぎに到着。
剣山本宮宝蔵石神社でお参りをさせて頂く。

実は阿波に来ると決めてから、FBFの方に教えを乞うた。
皆さんにいろいろな情報を戴き、とても助かった。

皆様、その節はお世話になりました。
この場を借りて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

その情報の一つが「山頂の神社に、そこにしかない祝詞があります。」というもの。
が、ちょっと前に神社の方は下られたとのこと。
残念・・。

さらに「左右に首がとれちゃったつる石と亀石があり、その奥の洞窟に隠されています。昔は鶴亀山でつるきさんと呼ばれていたのです。」などというお話も教えて頂いた。

つる石と亀石、是非見てみたい!
売店のおじさんに聞き、それらしき場所を目指そうとしたが、ロープで入れないようになっている。

ちぇっ。
いつものわたしならロープを乗り越えて行っちゃうところだが、なんせ時間がない。

山頂は平坦な草原となっており、登山者に踏み荒らされないように木道ができているので、とても歩きやすい。

                               IMG_3087_convert_20141004133813.jpg

思ったより早く着けたので、少し氣が楽になり、山頂三角点まで走って行った。(どっちにしても走る)

IMG_3091_convert_20141004133908.jpg


すると、三角点の前の木道に跪いている3人の人影が。
白装束に白い鉢巻姿のおばさん達。
祝詞を読み上げている。

ちょっとギョッとし、遠巻きに見ながら耳をそばだててみる。
なにやら儀式的なことをやり終えたと見え、真ん中にいらしたおばさま(50代前半つけ睫毛美人)が「大天使ミカエル様もお喜びになっております。」と仰った。

・・あのぉ、わたし達、磐笛を吹きたいんですけど。

この方たちの儀式の邪魔をしてしまうのは本意ではない。
ないが、せっかくここまで来て、やりたかったことができないのも残念だ。
そして時間がない。

空氣を読みながら、素知らぬ顔で磐笛を取り出し、そっと吹いてみる。
こちらをジッと見つめるおば様方。

時計を見るとすでに4時15分。
急いで下らなければっ。
リフト券を無駄にしないために!

3人のおば様方も急ぎがちに歩き始めた。
こういうおば様とお話しする機会も少ないので、早足で歩きながら話しかけてみる。

つけ睫毛のおば様は大阪から来ていて、あとのお二人は地元の方らしい。
「磐長姫様を目覚めさせるために来たんですよ。」「無事お目覚めになりました。」と仰る。

も、もしやわたし達はスゴイ場面に遭遇していたんですね?

心配になり「あのお、わたし達の磐笛、ご神事のお邪魔になりませんでしたか?」と聞くと「そんなことはありません。お喜びになっていました。」とのお言葉。

それはよかった。

その方も磐笛を持っていて、セドナの笛が凄いと仰り、磐笛の見せっこが始まる。

はっ!
こんなことをしている場合ではない。
リフトの時間が迫っている。

こんな場面にも関わらず、ふんどし息子は「行場コースで帰ろう。」と言い出す。

ええい、毒を喰らわば皿までも、だ!
ヤケクソになったわたしは、行場コースを駆け降りる。
鎖場を抜け、岩を飛び降り、リフト料金を無駄にしないために、走る、走る。

ぐぬう、こいつと旅行するといつもこんなだ。
山を駆けている記憶しかないぞ。

髪を振り乱し、息を切らしながら、ともかく走る。

やっとリフト乗り場に着いたのは4時40分でした。
はー、人間為せば成る。

リフトに乗る前、ふんどし息子が残念そうに「霊験あらたかな水、取りに行きたかったな。」と呟いた。
こ、こいつはぁ・・。

つづく
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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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