蛇之倉山プチ修行ツアーに行ってきた(5)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

何とか無事辿り着いた「孔雀門」は自然にできた洞窟の中に作られたものでした。
ここは先達の方と一緒でなければ入れないと聞いていましたが、暫くするとその訳が分かりました。

彩色された趣のある門が先達の方によって開けられると、中には小さなお宮が鎮座し、その後方には暗闇がぽっかりと口を開けている。
わたし達が参拝をしている間、行者の方が蝋燭を持って奥にある暗闇に入っていく。
暗闇に慣れてきた目でよく見てみると、お宮の後方に急な階段があり、さらにその奥に垂直に上っていく鉄梯子がある。

上る順番が慎重に決められ、足元が危ないと思われた方の腰には縄を巻き、縄の先は先達の方の腰に括り付けられる。

いよいよ奥宮に向かう。
前の人について階段を上ると、人一人がやっと通れるくらいの垂直の岩の裂け目がある。
そこを10メートルほど、頼りない鉄梯子にしがみ付きながら、蝋燭のほのかな灯を頼りに上っていく。

こ、こんなところだったとは。
すごい、すご過ぎる・・。

辺りの空氣は湿って冷たく、鉄梯子を掴む手も冷たくなる。
「川口浩探検隊」の文字が脳裏によぎる。

いや、ふざけてるんじゃありません。
人間、大変な状況になると下らないことが頭に浮かぶものなんです。
(あれ?わたしだけ?)

「六根清浄、六根清浄、六根清浄、六根清浄」
独特な節回しで「六根清浄」と唱えながら、心を一つにして注意深く上っていく。

暫くすると、やっと八畳ほどのスペースのある天然の石室にたどり着いた。
天井は高く、自然に形作られた神様が鎮まっているとされる岩、龍神様が鎮まっている鍾乳石が三か所、祭壇に祀られている。

まさに聖なる場所。
ここには邪なものや俗世の穢れは一切受け付けない御神氣に充ちている。

「蛇之倉山は参拝所ではなく、行場であり祈祷所である」と書かれていたことに深く納得。
蝋燭の灯る中、皆で世界平和を祈願する。

ここは何人もの地質学者の方が訪れているらしい。
2億年くらい前にできて海から隆起した場所らしいが、龍神様が鎮まっているとされる鍾乳石は、何故この鍾乳石がここに存在するか、皆さん首を傾げるとのこと。

行者の方から「この石室は役の行者が3年籠られた場所で、弘法大師空海も唐から帰朝後3年ここにいた所。以降戦後まで千数百年一般人の入るのを禁止された。」とのお話を聞く。

わたしには真偽のほどは分からない。
でもここにいると、今のお話が凄い説得力を持って心に沁み込んでくる。

祈祷を終えたわたし達は粛々と帰路に着いた。

岩の裂け目を下りながら考える。
あの仙人、やはり只者ではない・・。

蝋燭や懐中電灯の光があり、鉄梯子があってもこれほど心細く不安になるこの場所に、いくら霊璽を受けたからといって、ここを上っていくことができるだろうか。
もちろん石室が存在することも分からず、先に何が待ち受けているかも分からないこの裂け目を素手で上っていくのは、本当に命懸けだったに違いない。

若かりし仙人をそこまで突き動かしたものは何だったんだろう。

仙人がこの地を訪れた時、陽明門の楼上の柱の彫られていた長姫龍神と武彦龍神が飛んでいるのが見えたと仰っていた。
今は素直にその言葉が信じられる。

ここは浄化の山と言われているという。
今は長姫龍神と武彦龍神の存在を信じることができているわたしも、また世俗にまみれ都会の喧騒に身を置くと、この感覚が薄れていってしまうのだろうか。

長姫龍神と武彦龍神、この地をお守りください。
そして日本を、世界をお守りくださいと、そっと呟いてみた。


つづく
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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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