誕生日に「死」を想う

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

今日はわたしの誕生日。
この歳になると(56歳)めでたいんだか、めでたくないんだか判然としなくなる。

ま、少なくとも誕生日自体はそんなに嬉しくはない。
ただ今の自分の置かれている環境に対する感謝あるのみ、という所ですかな。

家族皆が病むことなく、雨露をしのげる家もある。
親しい友も少数ながらいて、今日明日食べるものにも困らない。

あ、マキオカの今年のご予約も戴きましたしね。
これ以上の幸せがありましょうか。

いかに白髪が増えようが、皺が増えようが、今さらわたしの容姿を気に掛けるヒトなんている訳じゃなし。

わたしが「まだオンナを捨てたくないの。生涯現役!」なんて鼻の穴を膨らませて、必死に化粧品やエステに大金を掛け、皺の二本や三本消えたとして一体誰が喜ぶというのか。(あ、そもそも大金なんてなかった。)

先日FBである方がアップしていた記事が心に残りました。

『先住民族の生活を調べていると、その死生観も見えてきます。
生きとし生けるもの、必ず死を迎えます。これはもう、全ての生命体にとって逃れようのないものです。
僕もあなたもいつか死ぬでしょう、それが遅いか早いかの違いはあるにせよ。

先住民族はアニミズム的宗教観から、「人は土から生まれ、土へと帰る」と考えていました。人間は自然界の中で自然界の掟に従って生き、子孫を残し、世代を経て自分たち民族の文化や伝統をつなげていくことが、人間の生きる目的だと考えていました。インディアンの有名な言葉に、「自分の7代先の子孫が、今よりも幸せに暮らせるような世界を作るように行動しろ」というのがあります。自分よりも子供や孫の代が幸せになるように願うことが、彼らの生き方なのです 。』

でも土へ還るって理想だけど、現代ではなかなか難しい。
場所も取るし。

そういえば熊男は先代と同じように土葬にして欲しいと言い張って、家族に迷惑がられている・・。

『 先住民の人は齢を取り、体が衰えたらどうするのでしょうか。まず、先住民族は病人や介護を必要とする人に手を貸す際、回復し、自立して生活できる見込みのある人しか助けようとしないというのがあります。齢を取り、衰弱している老人を助けようとは誰もしません。そんなことをすれば、死までの苦しみを長引かせるだけだと考えるからです。先住民にとっては死は恐れるものではなく、足元から子孫の繁栄を願う守護霊の一員に加わることなのです。』

「死までの苦しみを長引かせない」「子孫の繁栄を願う守護霊の一員に加わる」っていうのはとってもいいけど、現実にその立場になったら「死は恐れるものではない」と本気で思えるだろうか、という所が問題。

近くに来た人に恨みがましい目つきで「何でもっと優しくしてくれないの?年寄りを邪険に扱ったら罰があたるよっ。」なんて言って嫌われないとも限らない。

『老人たちは、自分が衰弱してきたことを悟ると、自ら食を断ちます。そうして衰弱して死んでいくのです。そうやって衰弱していく老人を、周りの人間たちは放っておきます。誰も介護などしませんし、老人も介護など望みません。』

要は「枯れていく」ってことだよね。

今は食い意地が張っているから「大丈夫か?」と思うけど、衰弱してくれば食欲も落ちるだろうし。
「回復しなければっ。」なんて無理して食べる必要はないっていうのはとっても腑に落ちる。

「するも地獄、されるも地獄」の老々介護なんて無縁の世界なんだね。

ただ残された家族が虐待の汚名を着せられないようにしなきゃならない。
あー、面倒臭い社会ですな。

『実は日本でも江戸時代までは、こういうことは一般的に行われていました。
それが戦後人間中心主義や生命至上主義が入り込んできて、今の状況となっているのです。
それが延命治療であり、胃ろうや人工心肺などで、無理やり命を伸ばすだけの行為を社会に蔓延させているのです。
そこに救いは無く、家族は疲労し、老人は苦痛の期間が無駄に引き延ばされ、医療機関だけが儲かるという構造を作っているのです。人間中心主義が、人の命を商品化したのだということでしょう。』

わたしの祖母も胃瘻を医者に勧められ、その後10年近く植物人間のように過ごさなければならなくなった。
そして母は毎月20万円近くの出費を捻出し、同じ病院に長くいられないという制度のため次の病院探しに奔走しなければならなかった。
あの時もっといろいろ調べておいてあげればよかったと、未だに後悔することがある。

でも担当医に「胃瘻にしなければすぐ亡くなる可能性があります。今判断して下さい。」と迫られてノーと言える人間がどれだけいるんだろうか?

死に時を選べなかった祖母には可哀想なことをした、と思う。


それはともかく。

若い頃は誕生日に自らの死を考えるなんて夢にも思わなかった。
いやはや、人生は面白い。


有名なネイティブ・アメリカン(アメリカ先住民・インディアン)の名言。

「あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。
だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。」
〜作者不詳

「よし、これからも老体に鞭打ち頑張るぞっ!」と誓いも新たに楽しい老後に思いを馳せるわたしなのでした。

つづく




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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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