妙見山に行ってきた(4)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

今日は主人の命日。
早朝息子と一緒に主人の眠る建長寺にお墓参りに行ってきました。

主人が生まれたのは7月7日7時7分。
初めて聞いた時はふざけているのかと思いました。ホントに。

13年前「もう亡くなるのは時間の問題。」とお医者様に言われた後、病院の集中治療室の外のベンチに座りながら「今日は11月11日。11引く7は4。ん?主人は44歳。こ、これって・・?
もしこのまま逝ってしまったとしたら、なんだかスゴイ数字の巡りあわせ。
11時11分に亡くなったらコワい・・。」
と思っていたあの夜。

結局11時25分に亡くなった時、なんだかホッとしたような不思議な気持ちがしました。

これを読んで「ご主人が亡くなるって時に、そんなフザケタこと考えてるなんてサイテー。」とか思ったあなた。
あなたは人生ってものがよく分かっていらっしゃらない。
人間って、大変になればなる程意外に下らないことを頭の隅で考えちゃうものなんですよ。
(え?わたしだけ?)

その後のお通夜、葬儀は想像以上にたくさんの方が来てくれました。
迷惑をかけたにもかかわらず、生徒達も学校をサボって、通夜、葬儀の両方に大勢駆けつけて、一緒に泣いてくれた・・。

この場を借りて御礼申し上げます。

あの時のことを思い出すと、苦しかったけど、嬉しかったことも多かった気がする。
今は痛みや辛かった経験が血となり肉となっていることが分かる。

それはともかく。

長い林道の途中にやっと「妙見山」の標識が出てきて、やっと山道に入ることが出来たわたし達。

このルートは、大抵山梨百名山の小楢山に行く通過地点として通るらしいが、わたし達の今回の目的は妙見山に行くこと。

かなり急な勾配を上って行く。

暫く行くと、鎖場がある。
這いつくばってひたすら上る。

鎖場の上は、見返り岩といい、かなり良いロケーション。
犬キヨに「ほら、スゴクいい景色だよ。」と言い、気持ち良さを共有しようとするが、疲れ切っている彼はそんなモノどうでもいいらしい。

この頃になると、犬キヨからさっきまでの喧しさが消え、無口になりひたすら上っている。

                        妙見山 潔

人間、本当に大変になると愚痴も言えなくなるのね。
犬キヨは前に進まなければ帰れないと覚悟を決めたらしい。

ヒトも動物も観念するとこういう状態になるのね、と「ドナドナ」の牛を思い浮かべながら横目で観察するわたし。

やっと「差山」の標識が出てきた。

                  妙見山 標識

ここが地形図に記されている標高1358mの山。
「差山(妙見山三角点)」と書いてあるので、地理院ではここを妙見山としていたらしい。

少し休み、再び歩き出す。

暫くすると妙見山(1224m)という新しい山名板があったので、とにかく記念に写真を撮る。

妙見山 山頂

そこから一挙に下り道になる。
分かりにく道なので、ピンクのリボンを目印にひたすら下る。

この頃になると、わたしも足が痛くなってきたが、我慢しつつひたすら下る。

途中立派な磐座があり、流石信仰の山と感心。

                        妙見山 磐座


「妙見尊」の矢印があったが、もう探す時間もないので、次回への課題とする。

とにかくこの下り、意外に長く、下界が見えていてもなかなか着かない。
落ち葉の道なき道を、目印を見失うまいと、気を張りながら急斜面を下る。

犬キヨも自分のペースで黙々と落ち葉を踏みしめ下っていく。

そういえば、この犬キヨの子供の頃の経験は今でも我が家の語り草になっている。

犬キヨが小学生の頃、夜中に突然呼吸ができなくなった。
慌てふためいた父は犬キヨを後ろに乗せ、真っ暗な夜道を必死に自転車を走らせた。
ところがある神社の前に差し掛かった途端、後ろから犬キヨの声がしなくなった。
心配になった父が自転車を止め後ろを振り返ると、犬キヨがケロッとして座っている。
「どうしたっ。」と聞くと犬キヨは「治った。」ときょとんとしていたという。
狐に化かされたような気持ちがして帰宅した父が犬キヨに詳しく話を聞き出すと、前日学校の帰り道、その神社でおしっこをしたと白状した、という話。

わたしは子供心に「バチって本当に当たるんだ。」と怖々聞いていたのを覚えている。

そんな経験がある犬キヨは、やはり霊媒体質らしく、他にも不思議な経験があり、七面山にも登っている。
「これも何かのご縁かもね。」と言うと「そんな訳ねえ。」とにべもない返事。

そう、こういうところも犬キヨのいいところ。

犬キヨはもう山には一生登らないだろう。
最後の山登りに一緒に来れて良かった!

鼓川温泉に続くゲートを開けながら、心からそう思うわたしなのでした。


つづく









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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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