伊勢、京都、出雲に行ってきた!(11)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

いい歳をして、息子の後を必死に追いかけ、駆け通しでやっと鞍馬山を下りてきたわたし。
修験者の修行「山駆け」をしたような気分。
自分で自分を褒めてやりたい・・。

鞍馬寺西門貴船に着き、赤い橋を渡ると、本宮貴船神社への参道になる。
階段の両側には灯籠が並んでいて何だかにぎにぎしい感じ。
皆さん、忙しそうに掃除なんかしている。

時計を見ると、もう3時半。
「清明神社」に行けるのか?
神社巡りはできるだけ早い時間にした方が良いと聞く。
急がなければ。

階段の両側には灯籠が並んでいる道を進むと、本宮貴船神社に到着。

                  貴船神社 本宮


『貴船神社は水神である高龗神を祀り、古代の祈雨八十五座の一座とされるなど、古くから祈雨の神として信仰された。
縁結びの神としての信仰もあり、一方で縁切りの神、呪咀神としても信仰されており、丑の刻参りでも有名である。』

ということで、こちらでは息子の良縁を祈願。
ふと見ると拝殿の前、広場の片隅に「神水」と呼ばれている湧き水があり、女の子たちが嬉しそうに水占いをしている。
ここは 水占斎庭(みずうらゆにわ)とよばれる場所で、水に浸すとおみくじにあぶり出しのように文字が現れる仕組みらしい。
 
さっそくやってみる。
巫女さんが差し出すおみくじを引き、それをこの神水に浸すと。
おみくじの紙面に徐々に字が浮き出てきました。

読んでみると驚きの文字が。

「人の無駄口より口舌起こる 何も云うな」

               貴船神社 おみくじ


ぐはっ。
ど、どこかでご覧になってたんですか?
わたしが伊勢神宮で風紀委員のようなキレイな巫女さんに叱られてたことを。(「伊勢、京都、出雲に行ってきた!(3)」参照)
あの時わたしは「言葉に気を付けなきゃいけないって神様に教えて頂いたのかも。」なんて思っていたけど。
あれはもしやマジだった・・?。

畏れ多いことです。
しかと承りました。
ホント、気をつけます。

気を取り直して、結社(ゆいのやしろ)に向かう。

右手には清流が流れていて、お店の人が何やら石を動かしている。
あれ?こちらでは竹を組んで何かを作っている。

左手を見ると、川床料理で有名なお店がほとんど休業中。

そういえば、この間の台風、京都を直撃してたっけ。
台風18号による大雨の影響観光名所の嵐山・渡月橋にも、橋脚が見えなくなる高さまで桂川の濁流が押し寄せていたけど。

もしやここもかなりの被害を受けたのでは?
気を付けて見てみると、川床の御座敷は一つもなく、お店の中もお店の方が一生懸命掃除をされていた。
そしてあちらこちらで工事をしている職人さんの姿が。

考えてみれば4時近くになるのにお店の掃除をしてるっておかしい話。
どうやら相当の被害だったらしい。
川床は全て濁流に流され、店内に流れ込んだ水は冷蔵庫等の電化製品、調度品も駄目になってしまったらしい。
垣間見れる様子から、さぞ凄まじかったろうと想像できる。
台風18号の被害から20日ほど過ぎているけど、完全に復旧するにはまだ時間がかかる様子。

すっかり失念していました。 
当事者じゃないって、こういうことなんですね。
何だか申し訳ない気持ちになる。

そんなことを考えながら歩いていると、結社に到着。
ここは古来から伝わる縁結びのパワースポットらしい。
あの紫式部が参ったほか、同時代に並び称せられた和泉式部もここに参り、夫との復縁を祈り成就したことで知られる。

『沙石集』には、このときの参拝の様子が詳しく書かれている。

和泉式部は巫女に縁結びの祭を行わせたが、その一環として巫女は、和泉式部の着物の裾をめくって陰部を露出させる作法をすることを迫った。
和泉式部はそれを拒否したが、その様子を夫の保昌が神社の陰から見ており、その態度に感じ入ってその後は夫婦円満になったという

ちょっ・・み、巫女さん?
当時ならではの風習とか、儀式があったんでしょうけど。
どんなお祭りのどんな作法か、ちょっと知りたい。

で、やっぱり恥じらいは大事ってことですね。
縁を取り戻したいからって、何でもやっちゃる!というはしたない女性には男性はドン引きになるかも。
いや、もしかしたらそこにもしたたかな計算があったりして。

だって当時の女性にとってお金持ちの夫と縁が切れるか切れないかは、本当に死活問題。
もちろん年金なんてない時代、親からの財産もなく容姿の衰えた女性が一芝居打つくらい当たり前だよね。

おばさんはそんな歴史的逸話でさえ疑いのまなざしで見てしまうの。
歳を取るって、そういうことなんですよ。若い御嬢さん方。

時刻はもう4時過ぎ。
周りは人影もまばら。
帰りのことを考え、急ぎ足になるわたし達。

暫く歩くと奥宮に到着。
清浄な雰囲気に包まれている。

奥宮境内には玉依姫命が乗ってきた黄船を石で覆ったとされる「御船型石」がある。
小石に覆われた船の形をしたものが本殿の横に鎮座している。
この「御船型石によって奥宮の力が守られているという。

また本殿の下には玉依姫命が発見した龍穴があるといわれているが、絶対に見てはならないとされている。
現在の本殿が建立されたのは1863年だが、その建立の際に大工がうっかり龍穴を見てしまい、その大工は間もなく亡くなってしまったんだとか。

またここは縁結びの神の反面、縁切りの神とも言われているらしい。
丑の刻参り発祥の地としても有名とのこと。

昔、夫を奪われて恨みを抱いた公家の娘である宇治の橋姫が、7日間篭って奥宮に参り、「願はくば生きながら鬼に成し給へ、妬ましと思はん女を取り殺さん」と祈っていると、貴船の神からお告げを受けて事が成就したという逸話が始まりらしい。

謡曲「鉄輪(かなわ)」でも、貴船神社が登場する。
後妻を娶った男を先妻が恨み、貴船神社に詣でたところ「赤い布を裁ち切り身にまとい、 顔には朱を塗り、頭には鉄輪を乗せ、ろうそくを灯せば鬼となる」とお告げを受ける。
男は悪夢に悩み安倍晴明の元を訪れ鬼となった先妻と対決して鬼は消え失せる、というもの。

そして現代でも、肝試しをしていたら丑の刻参りをしている人と遭遇して追いかけられた、などという話がネット上に溢れている。

こわっ。
いろいろコワい。

人を呪わば穴二つ。
肝に銘じよう。

それにしても、こんな夕暮れ時に神社に来ては良くないのでは?

とにかく早く帰りの電車に乗らなければ。
奥宮から、また駆け足で下る。

本宮の所に辿り着くと、路線バスが来ていた。
このバスはどこ行き?

何も考えず、調べもせずに来た悲しさ。
後から考えると、そこで飛び乗ればよかったのに、ぼんやりと路線バスを見送ってしまったわたし達。

あそこは叡山電鉄「貴船口」行しかないんですね。
そして歩くと駅まで30分近くかかってしまう。

知らなかったよ。
もう辺りは薄暗くなっている。
歩いている人なんて一人もいない。

清明神社にも行きたかったのに、それどころじゃなさそう。
心細くなり、またしても走る。

息が切れると歩き、また走る。
何台か車が通り過ぎるが、もちろん止まってくれるわけもない。

仕方なく恨めしそうな顔をして、また走る。

何だかこの旅、やたら走っている気が。

こいつのせいか?
そうか?そうなのか?
と、横目で息子を睨むわたし。

いかん、いかん。
人間つらくなるとつい人のせいにしてしまう傾向がある。

とにかく早く人のいる所に出たい。

じゃないと何だか怖いじゃないですかぁ!

やっとのことで貴船口駅に着いた途端、16時47分の電車が滑り込んできた。
20分に一本しかないのに、このタイミングの良さはスゴイ。

おみくじといい、今日一日バスも電車も全く待たずに乗れたことといい「・・なんだかやっぱりついてる?」と思うわたしなのでした。


※おまけ

いろいろ調べていたら『日本全国このパワースポットがすごい!』によると、貴船神社は
 •3月~12月に訪れると良い。10月も良い。
 •日没時に訪れると良い。
そうです。

は~、良かった・・。



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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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