伊勢、京都、出雲に行ってきた!(3)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

雨がやっと止みかけたころ、内宮に着いたわたし達は自転車を止め、鳥居をくぐり宇治橋を渡る。

おお、五十鈴川が美しい!

               五十鈴川


遷宮を明日に控え、かなりの人が参拝に見えています。

手水舎で手を洗い、口を漱いだ後、五十鈴川でも手を洗う。
澄んだ水の中には大きな蟹が見え、小さな魚も泳いでいる。

清々しい気持ちで授与所に向かいます。

実は3年ほど前に式年遷宮の御造営資金の奉納をさせて頂いた折、特別参宮章を戴き、正装していれば特別参拝ができるということを教えて頂きました。
今回、もし機会があれば特別参拝できたらいいな、と息子と話していたので、時間を気にしながら授与所の周りに説明書きがないか探してみました。

が、どこにも特別参拝について書いていない。
仕方なく、そばにいた巫女さんにお聞きしようと話しかけました。

「あの、以前参拝した折、特別に奥の方でお参りできるものを戴いたんですが。それで、えーと、あの・・。」
疲れていた上、気が急いていたわたしは、とんちんかんな聞き方をしてしまったようです。

きりっとした巫女さんが、まるで風紀委員が廊下を走った生徒に叱るような口調で「特別参拝されたいから奉納するというのであれば、目的が違いますので、お断りしています。」
「あ、あの、そうじゃなくて、えーと。」と、若いキレイな巫女さんの前でへどもどしてしまうわたし。
「それから特別参拝はスーツの上下着用じゃないとしていただけません。」と、畳みかけるように仰る巫女さん。

そ、そうか。
息子はジャケットを着ているけどスーツではないし、わたしも雨の中自転車に乗って、きちんとした服装とは言い難い。
今回は諦めよう・・。

何だか膨らんでいた風船がしおしおとしぼんでいく感じ。
息子には「おかんの言い方が悪かったんだよ。」と叱られるし。

「そりゃ、わたしの言い方が悪かったんだろうけどさ。何もあんないい方しなくたってさぁ・・。」とつい逆切れしたくなりがちな気持ちがある一方で、「言葉に気を付けなきゃいけないって神様に教えて頂いたのかも。」と何とか前向きに今の出来事を消化しようとする健気な(?)わたし。

今にして思うと、特別参拝目当てで少額の御造営資金の奉納をされる方が毎日山ほどいるに違いない。
だからあえて特別参拝について授与所に何も書いてなかったのかも。
それであのキレイな巫女さんは、あんな感じの対応になったのか?

気を取り直して正宮に向かう。

遷宮をいよいよ明日に控え、会場となる正宮前は椅子が並べられている。

内宮 会場

日本を代表する錚々たる方々があそこに座るんだろうなぁ。

そして今は右の正宮にいらっしゃる天照坐皇大御神が、明日には檜の香り馥郁たる左の正宮にお引越しされるのね。

                 正宮 新

「国家安泰」「日本国民の守護」を祈念させて頂き、荒祭宮と風日祈宮も参拝。
ふと横をみると神官の方々が正装して記念写真を撮っている。

                    内宮 記念写真


そうだよね。一生の記念だもんね。
自分の神社に帰って、飾るんだろうなぁ。
信者さんの前でさぞ誇らしい気持ちになるに違いない、と微笑ましい気持ちになる。

今回の伊勢の旅ではもう一つの大きな目的があった。
遷宮を迎える伊勢神宮で、神棚をお受けし、我が家にも神棚をお祀りする、ということ。

わたし以外にも同じように考えている方がたくさんいるらしく、神棚を授ける所は行列が。

これは一生に一度の大きな買い物。
衝動的に、茅葺屋根の一番大きな神棚を求める。

驚く息子。

ん?
・・大丈夫かな。
我が家の和室は六畳間。
あそこに特大の茅葺の神棚。
むぅ。

いいのっ。
気にしないのっ。
返品不可だし(当たり前だ)、こんな機会またとないんだから。

貧乏な我が家に、伊勢神宮で一番の神棚。
いいじゃないか。

十日位して配送されるそうなんだけど、楽しみなような、コワいような。

何だかテンションが上がってくる。
その勢いのまま、おはらい町に繰り出す。
おかげ横丁の『海老丸』で漁師汁とてこね寿司を戴く。

海老丸


そういやここもアド街ック天国で出ていた。
ミーハーなわたしは伊勢エビが丸ごと入っているという漁師汁が食べたいと思っていたけど。
うぅ・・これは伊勢エビというよりザリガニ・・。

ま、いいか。
それなりに美味しかったし。

それよりレンタサイクルを返す時間が迫っている。
外宮の観光案内に5時までに着かなきゃいけないのにもう4時半過ぎ。
この疲れた体で間に合うのか?
また雨も降ってきたし。

そんなわたしの焦りをしり目に息子が「猿田彦神社」に寄り御富岐玉を受けてきたいと言い出す。
息子いわく「せっかく立派な神棚をお受けしたんだから」。
御富岐玉は方除の結界で四色の神玉を四隅につるすもの。

もう時間がないっつうのっ!
今日返せなかったら、延滞金が取られるばかりか、朝早くから動くという明日の予定がめちゃくちゃになっちゃうじゃないかっ!

当然喧嘩になる。
でも一度思い込んだら頑固な息子。
仕方なくわたしが折れる。

そこから猛ダッシュで外宮に向かう。
雨の中疾走するわたし達。
ペダルをこぎながら怒鳴り合う。

観光協会に着いたのは5時5分前。
ゼイゼイと肩で息を切りながら 「ダンケ」に戻る。

シャワーを浴びた後、またしてもおばさんに教えてもらった「向井酒の店」に行ってみる。
ここは地元の人の評判がとってもいいんだとか。

隣には北海道から来たという中年のカップルが。
やはりホテルの人に聞いてここに来たらしい。

メニューには金額表示がない。

え?なんで?
いくらか分かんないの?
ドキドキするが、ここはダンケのおばさんを信じよう。

なあに、伊勢神宮の一番の神棚をお受けしたわたしだよ。
もう矢でも鉄砲でも持ってこいってんだっ。
鼻の穴を膨らませるわたし。

とは言いつつも、お財布の中身を心配しながら恐る恐る注文する。

こうして長かった伊勢の初めての夜は更けていくのでした。

つづく



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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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