火祭りに行ってきた(2)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

御神輿に付いていくわたし達。

大きな明神神輿、御山神輿以外にも、小さな赤富士の乗った子供神輿もいくつかあるんだけど、今時の子供たちは恥ずかしがって声を出さない。
周りにいる大人たちが「ほら、声を出してっ。わっしょい、わっしょいっ!」と煽るものの反応は薄く、恥ずかしそうに黙々と歩いている。

笛吹けど踊らず。
掛け声のない御神輿って、何だか淋しい。

「ごらあ!神様をお乗せしているんだから、もっと腹から声を出せやあっ。もし富士山が噴火したらどうするんじゃあっ。」と叱る。(もちろん心の中で)

掛け声といえば、わたしの見たところ、団体ごとに揃いの半被に身を固めた有志団体(職場仲間であったり、行きつけの飲食店に集う仲間などらしい)が担ぐ御山神輿は密かな抗争(?)があるみたい。(あくまでも個人の感想です)

いろいろな半被の人達に担がれている御山神輿の掛け声は「わっしょい」と「せいや」が入り混じっている。
どうやら青い半被の真面目そうなグループは「わっしょい」派、オレンジや白のその筋グループは「せいや」派らしい。

一生懸命「わっしょい」と叫ぶおじさんたちの声は次第にドスのきいた「せいや」の声にかき消されていく・・。

こんなところにも勢力争いってあるものなのね。
動物も植物もみんな一緒。
生きていくって、なんか大変。

町内会によって違う半被を着ていると思っていたので「何故お祭りの前に意志の統一をしておかないのか」と思っていたのだけれど、そういう訳だったのね。

それはともかく。

吉田の火祭の起源は、記した文献が存在しないため実際には不明らしいのですが、一般的には燃えさかる炎の中で出産した木花開耶姫命の神話になぞらえられているらしい。

『現在の吉田の火祭は、木花開耶姫命を祭神とする浅間明神(北口本宮冨士浅間神社)と、建御名方神を祭神とする諏訪明神社(諏訪神社)の、両社の祭典として、浅間社宮司が主宰して執行されている。

だが元々は諏訪明神(諏訪神社)の旧暦7月23日の祭典であった。
長野県の諏訪大社では諏訪明神は蛇体になって現れるとされるが、上吉田にも諏訪明神と蛇に関する伝承が残されている。』

『長野県の諏訪大社では諏訪明神は蛇体になって現れるとされるが、上吉田にも諏訪明神と蛇に関する伝承が残されている。
火祭の神輿は後述するように浅間神社を出発して上町から金鳥居のある下町へと下っていく。
このとき神輿と一緒に白い蛇が上吉田の町を上から下へと下っていくという。
そのため御師家では火祭の当日に、屋敷内を流れる川沿いの草刈を行うなど水路を掃除し、蛇神の通り道を迎える。
これを「白蛇様のお下り」と言う。』

え?
ちょうど2日前に諏訪大社とその周辺を一日かけて案内してもらったばかり。
守屋山にも登ったし。
これも何かのご縁かも。

『浅間神社を出発した神輿行列は、本町通り中程に設けられた御旅所(上吉田コミュニティセンター)を目指して進んでいく。
この際、赤富士をかたどった御山神輿を数回、どすんどすんと路上に投げ落とす。
これは御山神輿(おやまさん)を富士山になぞらえ、代わりに噴火させているものだといわれている。』

              火祭り 明神神輿

                    火祭り 御山神輿

この「御山神輿を数回、どすんどすんと路上に投げ落とす」というのが、前半の山場らしい。
車両通行止めになった国道138号線に御山神輿が落とされると、地響きと共に歓声が上がる。

おお、すごい!
そっか、確かに重くなきゃ迫力が出ないよね。
どんどん落として、噴火の代わりをして下さい。

でも御神輿を投げ落として噴火の代わりにするなんて凄い発想。
最初に始めたのはいったい誰なんだろう。

日が沈んだ午後6時を過ぎた頃、2台の神輿を従えた神輿行列は御旅所に入る。
御旅所は御神輿が一晩安置され、お休み頂くところ。
今御旅所になっている上吉田コミュニティセンターは、最初から御旅所としての利用を考慮して設計されているらしい。

『御旅所の入口には火の見櫓があり、その両側には世話人によって立てられた2本のモミの木による御神木があり、注連縄が張られている。
神輿行列はこの火の見櫓の下を潜って御旅所入りをする。
最初に入る明神神輿の屋根に立つ鳳凰のくちばしで、その注連縄を切り落としていくことになっている。
セコたちの掛け声は最高潮に達し、見事に鳳凰のくちばしで注連縄が切り落とされると、群集から大きな拍手喝采が起き、それに続く御山神輿とともに神輿行列は御旅所になだれ込んでいく。』

そうだったのね。
わたしはそうとも知らず、沿道の家々の前の積み上げられた井桁タイマツの間を、屋台を見ながら「何食べよっかなあ。」などとのんびり歩いていた。
ちぇっ、鳳凰のくちばしで、注連縄を切り落とすの、見たかったなあ。

そんなこんなしているうちに夕刻から夜になる時間帯。

御旅所に寝かされている大松明が数人がかりで起こされ、竹竿の先端に付けた火の点いた松脂の束が大松明のてっぺんに乗せられると、大松明はメラメラと燃え始める。

群集から巻き起こる拍手。

それを合図に町中の松明に火がつけられ、火祭りはいよいよ佳境に入って行くのでした。

つづく
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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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