僕たちの失敗

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

もうすぐあの3・11がやってくる。
あれからもう2年経つんですね。

あの日の出来事は、日本人一人一人に今までの、そしてこれからの生き方を突き付けた出来事だった、と思います。

わたしももちろん例外ではありません。
あの日から確かにものの見方や価値観が変わったような気がする。

地震や原発に対する情報や意見は巷に山ほど流れているので、わたしは、わたしに起こったあの日の出来事を振り返ってみたいと思います。
ボケたら忘れちゃうかもしれないし。

あの日、西鎌倉で友達とのお食事会を済ませたわたしは、息子と待ち合わせをした大船駅近くの図書館が併設されている支所へ向かいました。
図書館がある2階で息子に電話をし、息子が既に駅に到着していることを確認しました。
息子はお蕎麦を食べてから商店街を通って図書館に向かうところでした。

電話を切ってしばらくすると眩暈がした感じがしました。
「立ちくらみ?」と思い立ち止まっていると、それは大きな横揺れの地震でした。

ゆらゆら揺れる本棚。
様子を窺う人々。

暫くして年配の職員の方が「危ないですから外に出て下さい。」と叫びました。
皆素早く、でも落ち着いた様子で駐車場に出ました。
車がギシギシ音を立てて揺れ、電線が縄跳びの縄のように揺れている。
商店街の方では小さな叫び声が聞こえてきました。

呆然と立ち尽くす人々。

わたしは駐車場に出てすぐ息子に電話をかけましたが一切つながらない。
気を揉んでいると、ちょうど来た息子と出逢えました。
これぞ天のお導き!

少しするとやっと揺れが治まり、皆の顔に安どの表情が。

まだことの事態が呑み込めていないわたし達。
「よっしゃ、地震も治まったしルミネに靴でも見に行こうか。」と車を出しました。(なんと能天気な)
ところが少し行くと、信号が点いていない。
「あれ・・?どうしたんだろ?」
よく見てみると信号という信号が全部消えている。

「そ、そうだよね。結構大きな地震だったもんね。今日は買い物止めて家に帰ろうか。」
冷静を装いながらも、動揺するわたし。
大きな通りに出るといつもの見慣れた風景が、停電した、というだけで印象が全く違う。

「町中が停電になってる。でも信号って停電になっても作動するように出来てんじゃないの?」なんて非日常の世界にちょっとわくわくしながら(不謹慎です)徐行運転で帰宅しました。

住宅街ではいつもは井戸端会議なんかしていない奥様方が道路に出て不安そうに話し合っていました。
わたしもその奥様方の会話で「どうやらディズニーランドが大変らしい。」「思ったより被害が大きいらしい。」ということを聞きました。
停電が直らず家のテレビが見られないので車のワンセグを付けてみるました。

岩手の大船渡の大津波の映像が流れてきたときの衝撃。

これは大変なことになったと顔から血が引く思いがしました。
とにかく停電が復旧しない前提で行動することにしました。
灯油のストーブを出し、ローソクを準備。
そして母や娘と連絡を取ろうと携帯をかけ続けるももちろん繋がらず。

外を見るといつもは家々の灯りが灯るはずの街が深い暗闇に沈んでいました。


わたしの3・11はこうして終わりました。
大きな不安を抱え、まだこれから起こる原発事故も知らずに。


あの頃「国家存亡の危機!」と真剣に思いました。
でも。

あの地震が起こった直後、道路に出たわたしは道路工事のおじさんたちが「ま、とにかくこの仕事仕上げちゃうべ。」って感じですぐにドリルの音を響かせているのを目撃している。
翌12日、息子は引っ越しのアルバイトだったんだけど、早朝からしっかり働きました。

これが日本人の底力。
日本人は怯まず弛まず歩き続ける。
動揺や恐怖心を、勤勉に歩を進めることによって抑え込み、歩き続ける。

わたし達は確かに失敗をした。
そして手酷く傷ついた。

でも日本人はそこから立ち直る術を知っている、とわたしは確信しています。

「国生み神話」で女神であるイザナミから声をかけた事が原因ヒルコとアハシマを産んで失望し、天地開闢の神々に問い、やり直しをし、日本列島を次々と生んだイザナギ、イザナミのように。

火之神を生んだ為、焼かれこの世を去ってしまった妻を追って黄泉の国に行き、タブ-を破って醜い妻の姿を見てしまい、この世に逃げ帰って穢れを祓い 三貴神を誕生させたように。

太古の時代から日本人は智慧を重ね様々な苦難を乗り越えてきました。

世界の雛型といわれる国、日本。

わたし達が今、この時代、この国に生まれたことには、必ず何か意味があるに違いない、と確信するわたしなのでした。

つづく
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気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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