『にくきもの』、そいつの存在が許せない・・。(2)

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

前回「(蚊をやっつける機会が減り)それはそれでちょっと寂しいかも。」と書き、その晩、何故かヤツラの急襲を受け、激しく後悔したわたし。
何故ブログに書いた内容が分かったんだろう・・。
ヤツラの情報網、侮りがたし!

それはそうと。

山には蚊とは別の血を吸う生き物、ブヨ(ブユともいう)がいる。
これが本当に性質が悪い。
ブヨに比べれば皆が怖がるアブなんて可愛いもの。

アブはハエを巨大化させたようなヤツで、蚊やブヨと同じく血を吸い刺されると痛みがあるのだが、実際は「オラオラ、血を吸っちゃるけんねっ!」と飛びまわり、肌に止まってから血を吸うまでにちょっと時間があるので、その間に払ってしまえば刺されることはない。
ある意味単純なヤツともいえる。

しかも幼虫も成虫も他の虫を積極的に捕食することから、益虫としての面も持つという。
そう、人間に例えると「うるさいバイクを乗り回して悪ぶっているけど意外にお年寄りを大事にしちゃったりなんかする正義感の強い間抜けな10代のヤンキー」ってとこか。

それに比べてあのブヨってヤツは侮りがたい知能犯といえる。
見た目はハエと蚊のあいのこのような感じ。

『ブユの成虫は、イエバエの4分の1ほどの小ささ(約3~5mm)で透明な羽を持ち、体は黒っぽく丸まったような形をしているものが多い。
ブユの幼虫は渓流で生活しているため、成虫は渓流の近くや山中、そうした自然環境に近いキャンプ場などで多く見られる。
また、幼虫は清冽な水質の指標昆虫となるほど水質汚染に弱いため、住宅地などではほとんど見られない。』

逆にいうとブヨがいるってことは、水がキレイな証ってことなんですね。

わたしが初めてブヨの存在を知ったのは、25年ほど前にマキオカの土地を見に来た時。
都会っ子のわたしは、真夏だったので半そでのシャツ、ひざ丈のスカートを着ていた。
ふと足元を見るとストッキングに小さなハエのようなものがいっぱいたかっている。
無知なわたしはそのまま払うこともせず、なすがままにしていた。

その夜はまさに地獄だった。
大量のブヨに刺された足が腫れあがり、痛みと痒みで七転八倒。
刺し傷は熱を持ちしこりができ、刺されたところから化膿してしまい、本当に酷い目に遭った。
その痒みと傷口が消えるのには相当時間がかかったと記憶している。

キャンプをしていて一番被害が多いのが、夕方涼しくなりちょうどグラスを手に「さあ、これから楽しいバーベキューです!乾杯!!」と盛り上ってくる頃。
暮れかかった爽やかな空氣のキャンプ場で、ウキウキと肉をジュージュー焼いたり、談笑しながらトウモロコシにかぶりついたりしている足元で、ヤツラはほくそ笑みながら飛び回っている。
音もさせず痛みも感じさせず、密やかに仕事を遂行させると、しっかりとヤツラの謎のシンボルマーク、中心に赤い出血点を残して静かに去っていく。

人間に例えるなら「昼は真面目そうな30代のひっつめ髪で眼鏡をかけた事務員風。が、夕暮れ近くになると髪を下ろし娼婦のような眼差しで誘惑し、氣がつくと大金を貢がせている凄腕のオンナ」といったところか。

で、虫嫌いな都会の人間はどんな対策をするかというと、足元に蚊取り線香を焚いたり虫よけスプレーを肌にガンガンまいたりします。
小さなお子さんにも何の躊躇もなく肌にシューシューかけまくっている親御さんも多い。

いや、それ、そんなに効果がないばかりか、体に悪いから。
おせっかいなおばさんはつい余計なことを言いたくなってしまう。

ブヨ対策は、ホント、簡単なことです。
長袖、長ズボンで過ごせばいいだけ。
要は肌の露出をできるだけ抑えるってことです。

「夏は肌を出していたい」という氣持ちは分かります。
氣持ちがいいからね。
でもそれは陽射しの強い昼だけにして、夕方になったら着替えましょう。
キャンプ場は昼と夜の寒暖の差が激しいので、夕方近くになれば長袖、長ズボンでもそんなに苦もなくお過ごしいただけると思います。

マキオカネイチャークラブでは今年から「服装についてのご注意」というものを事前にお送りするようにしました。

ホント、油断すると大変だからね。
30代の凄腕の女、もとい、ブヨってヤツは。

つづく
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『にくきもの』、そいつの存在が許せない・・。

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

梅雨入り宣言間近な今日この頃、皆様に置かれましてはいかがお過ごしでしょうか。

わたしはこの頃、心の底から「憎い・・。」と、思わず暗闇に殺気混じりの眼差しを向けてしまう存在がいます。

何度も「氣にしてはいけない。」「こんなこと、大したことはないじゃないか。」「もっと氣持ちを大きく持たなければ。」と、自らを戒めようとしても抑えきれないこの殺意。
わたしの心の闇ともいえる暗いドロドロとした憎しみを、どうしても抑えることができないの。

何時間も眠られず悶々としてしまうのは、わたしの強い復讐心と執着心のせいなのか。
時として衝動的に発狂しそうになるくらいの『にくきもの』。

それは・・・。
寝ている時に顔の周りを飛び回る「蚊」。

頭に布団をかぶせようとも、蚊が嫌うといわれるミントやヒバのオイルを撒こうとも、密やかに近付き、目的を達するまで粘り強くやってくる。
わたしなんて、この間、なんとかヤツをやっつけようと夜中2時間近く格闘しちゃったもんね。

清少納言さんもこう仰っておる。
「ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく。羽風さへ、その身のほどにあるこそ、いとにくけれ。」
現代語訳
『眠たいと思って伏せていると、蚊が細い声でわびしそうに出てきて、顔のまわりを飛び廻っている。飛ぶ音が蚊の身の丈にあった大きさの音であることもいらっとくる。 』

うんうん、分かるよ、このキモチ。
おそらく人類史が始まって以来、営々と繰り返されてきたものなのだろう。

かの時代、網戸なんて便利なものがなかったのだから、さぞやと思う。
除虫菊が米国から渡来したのは1886年(明治18年)だというから、もちろん蚊取り線香なんてなかったワケだし。

してみると、やっぱり蚊帳の存在は大きいと思われる。

蚊帳は古代から世界各地で見られるらしいし。
奈良時代に中国経由で絹や木綿の海外式の蚊帳が伝わってきたらしいんだけど、庶民は紙や布の厚い蚊帳であまり風通しはよくなかったんだそう。
江戸時代には一般に普及していたという。

わたしも子どもの頃に、おばあちゃんちで寝る時に蚊帳をつるした思い出がある。
「となりのトトロ」で蚊帳を皆で張るシーンは、あの時代を鮮やかに切り取っている。

蚊帳の中の別世界のような不思議な感覚とか、蚊取り線香を燻したような少し黴臭い蚊帳の匂いとか。
「蚊が入らないように素早く蚊帳に入らなければならない」という決まり事とか。

メイとさつきがやったように、蚊帳の上に乗ってトランポリンのように遊んでみたかったなあ。
それはあの時代を生きた子ども達の共通の願いだったに違いない。
実際にあんなことをしたら、大切な蚊帳が破けてしまい、大人たちに大目玉をくらったに違いないから決してできなかった当時の子ども達の夢を、あの映画は叶えてくれた。

それはともかく。

蚊だって生きるために血を吸わなきゃならないのは、分かる。
わたし達だって、他の生き物にご迷惑をお掛けしながら生きている。
だからちょっとくらい血を吸われても致し方ない。
多少痒みが出ても我慢しよう。

が、あの羽音だけはなんとかならんもんか。

特に寝入りばなに「ぶー・・・ん」「ふぁー・・・・ん」と来られると、「いらっとくる。 」どころではなく、心が殺意でいっぱいになっちゃうの。

蚊取り線香やスプレーはその成分を知ると使いたくないし、ネットを見ると「薄い色の服を着る」「蚊取りペットボトルを作る」だのいろいろ対策は書いてあるけど実際やってみるとその効果は薄い。

しかも復讐心に燃えるわたしは、ヤツをやっつけたくて仕方がない心の狭ーい人間。
が、ヤツラはすばしっこくて老いて動体視力、運動能力の落ちているわたしにはなかなか捕まえることはできない。

耳元でぶーんと羽音がするのでイラついて闇雲に「パチンッ」としてもまず逃げられる。
失敗すると、ずる賢いヤツはこちらを油断させるため(?)しばらくどこかに行ってしまうので、再度ヤツを叩き潰す機会を窺うために、眠気を我慢しながら待っていなければならないのもイヤ。

深夜に延々と続くこの戦いに疲れ果ててしまったわたし。

でもわたしは最近ある蚊の習性を知ってから、この蚊を仕留める率が格段に上がったの。
それは「蚊はいつも飛んでいるワケではない」というもの。
あんなに素早く飛びエネルギーを使うんだから、案外とまっている時間が多いんだとか。

皆さんにもそのやり方をお教えしましょう。

蚊の羽音が聞え出したら
・落ち着いて一度、部屋の電気をつける
・枕元の辺りを見回してみる

すると腹の膨れた蚊が、大体壁に留まっているのが見つかります。

きっと突然明るくなると、本能的に「ま、まずい!」と思い、賢いヤツは「ワシは今腹いっぱいで体が重いんや。敵はワシが飛び回っていると思って血眼になっているに違いあらへん。とにかくこんな時はジッとしとくんが一番や。」(何故か関西弁)と悟り、壁に張り付いて息を殺すらしい。

そう、敵は案外身近にいる、との定石通り。
これはまさしくヒトと蚊との頭脳戦ですな。

ホントです。
騙されたと思ってやってみて下さい。

ちなみに蚊を叩くときには、蚊の上の方を狙うのがポイントです。
蚊は危険を感じると、上に逃げるからです。

さらに最近は、寝室の扉は寝るまで締め切ることにしている我が家。
(ヤツラは人の移動に合わせて、ストーカーのようにこっそり部屋に入り込むらしいと気づいたから)

お蔭で深夜、目をギラギラさせながら部屋の壁を舐めまわすように見つめる機会がめっきり減りました。

でもそれはそれでちょっと寂しいかも。
だってあの血を吸った蚊を仕留めた時の快感といったら!
どうやら蚊はわたしの狩猟本能を満足させてくれていたらしい。

ああ・・心の闇ってこうしてできていくのね。

つづく
プロフィール

マキおかん

Author:マキおかん
気が付いたらキャンプ場をやっていたマキおかんです。

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